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ホットカーペットを節約しながら使うコツ!1ヶ月の電気代を調査

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ホットカーペット(電気カーペット)は、床面に敷いて足元から温めてくれるので、歩いても座ってもとても暖かいものです。ですが実際の電気代はどのくらいでしょうか?ホットカーペットの電気代と節約しながら上手に使う方法を解説します。毎年ホットカーペットを使う方はぜひチェックしてください。

ホットカーペットを1ヶ月使った電気代を調査

ホットカーペット1日8時間使用時の1ヶ月の電気代を計算

ホットカーペットは電気代が高い!というイメージがありますが、実際はどのくらい電気代がかかるでしょうか。パナソニック DC-2NKB1(2畳相当)パナソニック DC-3NKB1(3畳相当)を参考に消費電力と電気代を見ていきましょう。2畳用と3畳用では面積に比例して、3畳用の方が電気代が高いです。

電気代と消費電力 パナソニック DC-2NKB1
(2畳相当)
パナソニック DC-3NKB1
(3畳相当)
高運転
1時間当たりの電気代
約9.0円 約12.7円
中運転
1時間当たりの電気代
約6.2円 約9.0円
1日8時間中運転
一ヶ月使用時の電気代
約1,488円 約2,160円
定格消費電力 490W 710W

他の冬の暖房器具と比べると、比較的電気代が高めのセラミックヒーターは、強運転で1時間あたり約32円、弱運転で約19円、オイルヒーターは強運転で約32円、弱運転で13.5円なので、ホットカーペットはイメージほど電気代がかからないことがわかります。1ヶ月の電気代も1,000~2,000円台と、オイルヒーターよりも安く済みます。全面運転で1時間あたりの電気代が6.2~12.7円なら、半面運転にした場合はどうでしょうか。

ホットカーペット半面運転時の電気代はどうなるの?

ホットカーペットは2畳用と3畳用で比較してもわかるように、使用する面積が狭いと電気代を抑えることができます。2畳用と3畳用の電気代と比較するとパナソニックDC-1NKB1(1畳相当)パナソニックDC-15NKB1(1.5畳相当)の場合はちょうど半分程度の電気代で使用できることがわかります。

電気代と消費電力 パナソニックDC-1NKB1
(1畳相当)
パナソニックDC-15NKB1
(1.5畳相当)
高運転
1時間当たりの電気代
約4.5円
(2畳用は約9.0円)
約6.9円
(3畳用は約12.7円)
中運転
1時間当たりの電気代
約3.2円
(2畳用は約6.2円)
約5.0円
(2畳用は約9.0円)
1日8時間中運転
一ヶ月使用時の電気代
約768.0円)
(2畳用は約1,488円)
約1,200円
(3畳用は約2,160円)
定格消費電力 230W 330W

1畳用のホットカーペットはリビングテーブルこたつGIN-1070 とさほど変わらない電気代で使えるので、使用面積にこだわる方が電気代を節約できるでしょう。人がいない部分の電気は無駄になってしまうので、使用面積を考えることはとても重要です。なるべく省スペースでの運転熱を逃がさない工夫がを意識しましょう。

電気代と消費電力 パナソニックDC-1NKB1
(1畳相当)
リビングテーブルこたつ
GIN-1070
高運転
1時間当たりの電気代
約4.5円 約4.3円
中運転
1時間当たりの電気代
約3.2円 約2.2円
(弱運転)
定格消費電力 230W 300W

2畳用、3畳用のホットカーペットでも半面運転を上手く活用すれば、こたつなみの安い電気代で暖を取ることができますね。また、パナソニックのホットカーペットは、2時間・4時間の切りタイマーに加え、8時間連続運転すると切り忘れ防止が作動して自動で電源をOFFにする機能があります。自動OFFの機能も上手に活用して節電につなげていきましょう。

4~5年前の古いホットカーペットと電気代を比較

2019年現在、暖房器具のほとんどの最新モデルは省エネタイプが主流です。さまざまな家電で4~5年前の製品と比べると、最新家電の省エネ性能がアップしており、電気代も10~30%ほど安く使用できます。では古いモデルのホットカーペットと比較した場合、電気代はどれくらい違うでしょうか。2014年発売の山善 フローリング調ホットカーペット(2畳タイプ) YZC-202FL と、パナソニック DC-2NKB1(2畳相当)で比較してみます。

電気代と消費電力 パナソニック DC-2NKB1
(2畳相当)
山善 フローリング調
ホットカーペット
(2畳タイプ) YZC-202FL
高運転 約9.0円 約8.9円
(目盛り5:330Wh)
中運転 約6.2円 約6.2円
(目盛り3:230Wh)
定格消費電力 490W 520W

2014年発売のホットカーペットと比べると、1時間あたりの電気代はほぼ差がないことがわかります。定格消費電力がやや高いですが、気になるほどではありません。高運転時の電気代は2014年製品の方が0.1円安く、中運転時は同じ電気代と、電気代の面では同等程度と言って良いでしょう。

機能面では、2014年製のホットカーペットには6時間の切り忘れ防止機能はありますが、タイマー機能が一切ありません。また、切り忘れ防止機能のON・OFFを選ぶことはできず、常に最大6時間で電源がOFFになってしまいます。2014年製のホットカーペットとの違いは、機能面ではやや融通が利かないところがあるものの、電気代はほぼ差がない状態で使用できると判断できます。

ホットカーペットと電気毛布ではどれだけ電気代が違うのか検証

ホットカーペットと同じように、毛布の中に電線が入っていて電気を流して暖める機能の電気毛布は、電気代はどのくらいかかるでしょうか。一見すると、ホットカーペットの毛布バージョンのようにも見える電気毛布について、電気代を中心に調べてみました。

ホットカーペットと電気毛布の電気代を比較

寝る前に電気毛布を布団やベッドに入れておくと、ふわっと温かい布団で寝ることができますね。寒い時期には幸せな気分になれるアイテムです。電気毛布はパナソニック 電気しき毛布(シングルSサイズ) DB-U12Tを参考に、ホットカーペットのパナソニック DC-2NKB1(2畳相当)と電気代を比較してみましょう。

1時間あたりの電気代 パナソニック DC-2NKB1
(2畳相当)
パナソニック 電気しき毛布
(シングルSサイズ) DB-U12T
高運転時 約9.0円 約0.9円
中運転時 約6.2円 約0.6円
(8段階調節の3)

シングルサイズの電気毛布の電気代は、ホットカーペットの約10分の1とかなり安いことがわかります。電気毛布は8段階に温度調節ができるので、8段階中の4~7で使用した場合はこの限りではありません。1時間あたりの電気代が高くても約1.0円、設定温度を「3」で使用すれば2時間で約1.2円なら、電気代を気にせず安心して毎日使えますね。

ホットカーペットと電気毛布は用途が違う!使い分けで電気代節約

ホットカーペットと電気毛布は、同じように中に電線が入っていて電気を流して暖める暖房器具です。ですが用途は全く異なり、ホットカーペットはリビングやその他の場所で、電気毛布は寝具に敷いて使います。例えば、電気毛布をリビングに敷いて使う場合、ホットカーペットに比べてパワー不足のため、電気毛布単体で暖を取るには向いていません。

電気毛布は眠る前に寝具に敷いてしばらく温めておくことや、睡眠中の数時間、ゆるやかで優しい暖かさをキープすることに適した暖房器具です。寝具とのコラボで実力を発揮するため、ホットカーペットの代わりに使うには向かないのです。対してホットカーペットは、寝具が無くても十分に床面を暖めることができます。リビングなど人が集まる床面をしっかり暖めるため、別々に使う方が効率的です。

ホットカーペット選びは省エネランキングを参考に電気代も節約しよう

ホットカーペットを選ぶときは、どんな基準で選べば良いでしょうか。性能や大きさなども重要ですが、省エネランキングも参考にすると電気代も節約できることでしょう。ホットカーペットの選び方について見ていきましょう。

電気代が安い省エネタイプのホットカーペットの選ぶ基準とは?

ホットカーペットは、家電量販店などの暖房器具売り場で販売されていて、メーカー発表のスペックを参考に選ぶことがほとんどです。省エネタイプのホットカーペットの電気代は、2~3畳相当ならほとんどが1時間当たり10.0円前後なので、電気代だけで比較することは難しいです。

電気代のほかでは、タイマー機能・切り忘れ防止機能の有無抗菌性・ダニ対策の有無じゅうたん生地のグレードの高さなども含めて比較検討することがおすすめです。タイマーや切り忘れ防止などの機能面は柔軟さを重視すると良く、使い勝手の良いものほど重宝します。ホットカーペットは、10月ごろから翌年の4月初めごろまで長く使うため、抗菌性やダニ対策は重要です。一定時間高温運転でダニ対策・抗菌対策ができるダニクリーン機能があると安心です。

じゅうたん生地のグレードは、粗末なものほど座っていてお尻に電線を感じやすく、場合によってはお尻が痛くなることがあります。電線をカバーできるクッション性や、ふかふかした座り心地に貢献するグレードの製品がベストでしょう。

ホットカーペットの室温センサーって?

ホットカーペットには室温をセンサーで感知して、室温に応じた省エネ運転をする室温センサー機能を搭載しているモデルがあります。この室温センサーにより低温運転になると、通常の3分の1程度の消費電力で運転し、毎日ホットカーペットを使う家庭では1ヶ月あたり数百円の電気代節約を実現します。

室温センサー付きのモデルは上位機がほとんどですが、ホットカーペット選びの選択肢の1つとして覚えておきましょう。次では暖かさに関係するワット数について見てみましょう。

ホットカーペット選びは電気代に関係するワット数にも注目

ホットカーペットのワット数は、いわゆる消費電力を指しています。パナソニック DC-2NKB1(2畳相当)では490Wパナソニック DC-3NKB1(3畳相当)では710Wです。ワット数が高いほど電気代が高くなりますが、ホットカーペットの場合は同じメーカーならサイズがアップして、別メーカーなら古いモデルほどワット数が高い傾向です。

近年の家電は全体的に省エネタイプが主流なので、ワット数が高いホットカーペットを保有しているなら、最新の省エネタイプのホットカーペットに買い替えることをおすすめします。

電気代が安いおすすめ省エネタイプのホットカーペットを紹介

電気代が安いおすすめの省エネタイプのホットカーペットを紹介します。5年前後の長期間使用でき、カバーが上質で温かいタイプを3種類紹介します。2畳相当モデルのほかに3畳相当モデルもあります。2畳相当は定格消費電力480W、3畳相当は700Wの省エネタイプです。

  1. パナソニックDC-2HAB1 (2畳相当) カービングボアタイプ
  2. パナソニック DC-2HAB4 (2畳相当) モダンなマイヤー編
  3. パナソニック DC-2HAB5 (2畳相当) 高品質なマイヤー編 浮彫模様

ホットカーペットはフローリングタイプが好き!という方におすすめのモデルを紹介します。じゅうたんが無い分、ホットカーペットの管理も楽になります。3畳相当モデルもあります。

  1. パナソニック かんたん床暖 DC-2V4(2畳相当) 2畳用:700W、3畳用:1000W
  2. 山善 フローリング調ホットカーペットYZC-202FL 2畳用:520W、3畳用:740W

ホットカーペットにはあまりお金をかけたくない、リーズナブルでも省エネタイプのホットカーペットが欲しい!という方におすすめのモデルを紹介します。

  1. 広電(KODEN) 電気カーペット カバーセットリーフ2畳用・3畳用 13,500円~
  2. 広電(KODEN) 電気カーペット トラディショナル2畳用・3畳用 12,118円~

冬の暖房器具ホットカーペットは使い方を工夫して電気代を節約しよう

冬は床面から寒さを感じることが多いですね。ホットカーペットはそんな床面の寒さをカバーしてくれるほか、座り心地もサポートしてくれる家電です。一般的には電気代が高くつくと言われていても、近年では消費電力も小さくなり、1時間当たり10円前後の電気代で暖を取ることができます。

ホットカーペットの下に断熱シートを敷くことや、使用する面積を小さくして運転するなど、使い方を工夫することで1時間10円前後の電気代を3~4割削減することができます。最新省エネタイプのホットカーペットでも、室温センサー付きの上位モデルなら、もっと電気代を節約した運転も可能となるので、モデルの選び方と工夫した使い方で電気代を節約していきましょう。

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