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「和歌山県」の電力自由化はどうなっている?

和歌山県の電力事情

和歌山県の電力使用量は全国第36位です!

和歌山県の電力消費量は、平成20年の調査によると2,668GW/h(100万kWh=1GWh)です。電力消費量の総量は都道府県別でみると第36位に位置しています。県の人口は全国第39位であるため、ほぼ人口に比例する電力使用量と言えます。消費量の内訳をみると、産業用の消費量が家庭用を1割程度上回っています。和歌山県は、鉄鋼業、石油産業などの工業が発展しており、出荷額ベースでみると県内産業の6割弱を占めています。また、果樹王国と呼ばれるほど果物の生産が盛んで、ミカン、はっさく、柿の生産量は日本一となっています。このような環境であるため産業用の電力消費量が家庭用を上回っています。

産業用の電力消費量は全国第39位です!

電気事業連合会統計委員会によるデータをみると、平成17年に2,606GW/hだった和歌山県の電力消費量は、平成19年には2,714GW/hまで増えています。しかし、平成20年には2,668GW/hまで減らしているため、県全体では省エネ化が進みつつあるようです。産業用の電力使用量に限ってみると都道府県別では第39位と比較的低いランクとなっているため、和歌山県は工業が発展しているわりに電力を多く使わない県と言えます。

和歌山県民1人当たりの電力消費量は2,550kW/hです

和歌山県の人口は平成22年10月時点で1,001,261人と全国で39番目の人口数でした。和歌山県の電力消費量は2,668GW/hであるため、1人当たり2,550kW/hとなります。都道府県別では第4位と高いランクとなっています。県内総生産は3兆5,000億円(平成22年度) と全国で39番目という経済規模で、産業用の電力使用量は比較的少ない和歌山県ですが、県民1人当たりでみると非常に高く、隣接する京都府を超えるレベルとなっています。

近畿地方の中での和歌山県の電気事情

和歌山県の人口は年々減少しています

和歌山県の人口は1,001,261人で全国第39位ですが、同じ近畿地方の京都府と比べると半数を大きく下回る人口数です。国勢調査の人口推移データによると、平成7年頃までは緩やかに増え続けていた人口が近年は減少傾向に転じており、平成12年から平成22年までの10年間で約8万人減少しています。要因としては他県と同じく少子高齢化が大きいと考えられおり、一部地域では過疎化がすすんでいます。

和歌山県民の電力消費量は近畿地方でもっとも高い値です

1人当たりの電力消費量に関しては、和歌山県は全国で第4位(2,550kW/h)と平均を大幅に上回る値となっています。同じ近畿地方の他県をみると、京都府は第5位(2,486kW/h)、大阪府は第15位(2,352kW/h)、兵庫県は第18位(2,309kW/h)、奈良県は第22位(2,280kW/h)等となっています。和歌山県が近畿地方でもっとも高い値を示していますが、他県に比べて人口が少ないため県民1人当たりに換算すると高い数値となると推測されます。

和歌山県民の電気の使い方

高温多湿となる夏には電気の使用量が増えます

和歌山県は、南部は太平洋側気候、北部は瀬戸内海式気候に属しているため、いずれも夏には雨が多く高温多湿となります。気温は35℃を超える日が多く、首都圏のようなヒートアイランド現象はないものの湿度が高いため不快指数が上がり、エアコンの使用時間が長くなるようです。一方、冬は日照時間が長いこともあり比較的温暖で過ごしやすい地域です。全国的に普及がすすむ住宅用太陽光発電システムの普及率をみると、3.3%(全国第28位)という数値であるため、環境に恵まれているわりに普及率が低いようです。

和歌山県の電力自由化の影響

和歌山県民は電力自由化に大きな期待を寄せています!

県全体の電力消費量は全国で36番目という和歌山県ですが、電力消費量の削減を目指し、自治体が中心となって省エネルギー対策を推進しています。家庭においては電気料金の負担が大きく、特に省エネ化を進める必要があるため、和歌山県民は「電力自由化」に大きな期待を寄せています。

電力自由化ってどういうこと?!

これまでは、地域ごとに特定された一社だけに電力業を独占的に行わせる法体制となっていました。発電、送電、送配電網に関しても特定の電力会社が保有していました。2016年4月から開始される「電力自由化」によって特定の事業者以外も家庭向けの電力供給が可能となるため、様々な業種の事業者が新たに電力業に参入し始めています。自由化されたことで消費者は多くのPPS(特定規模電気事業者)から契約する事業者を選ぶことが出来るようになります。また、そのことによって事業者間の価格競争がはじまるため、電気代が今までよりも割安となることが期待されます。

自治体ではすでに電力自由化の恩恵を受けています!

和歌山県では平成27年度に県の本庁を含む管理施設の電力調達に関する契約を関西電力以外の新電力と交わしました。コスト削減は約600万円になり、大きな成果を上げています。関西電力の料金値上げが続いているため、今後さらに数多くの施設を対象とする一般競争入札が行われる予定となっています。このほか、県内の多くの自治体が電力調達において一般競争入札を積極的に実施しており、すでに「電力自由化」によって経済的な恩恵を受けている状況です。

再生可能エネルギーの開発及び普及がすすめられています!

風況に恵まれた和歌山県には数多くの風力発電所が稼働しています。大阪ガスは、さらに施設を増設する計画をすすめており、平成27年の時点で13基の建設が進んでいます。年間発電量は5,000万kW/hを見込んでおり、一般家庭の電力使用量に換算すると14,000世帯分に相当します。太平洋側は豊富な日射量と安定した風況に恵まれているため、今後も再生可能エネルギーの開発が進められると予測できます。

賢い選択でより良い生活を手に入れましょう!

和歌山県では風力発電を中心とする再生可能エネルギーの普及を推進するなど、産官民が一体となってクリーンなエネルギーの地産地消をすすめています。自治体においてはすでに「電力自由化」の恩恵を受けており、家庭においても今後は多くのメリットが得られると期待されています。現在、多くのPPS(特定規模電気事業者)がそれぞれの特徴を活かして独自の料金プランを提案しています。各家庭においても電気の使用状況を正しく分析し、最適なPPS(特定規模電気事業者)を選ぶことが大切です。賢い選択を行うことで電気代を節約し、より良い豊かな生活を手に入れましょう!

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