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「北海道」の電力自由化はどうなっている?

北海道の電力事情

北海道の電力使用量は全国第8位です!

北海道の電力消費量は、平成20年の調査によると11,639GW/h(100万kWh=1GWh)です。電力消費量の総量は都道府県別でみると第8位と比較的上位に位置しています。人口も同じく全国で8番目に多く、農業、漁業、林業など第一次産業が発展していることが電力消費量が上位となる要因の一つである考えられます。また、日本で最も雪が多く、冬は道内すべての地域で氷点下の気温となるため、暖房設備を長時間利用することも電力使用量を多くする原因となっています。消費量の内訳をみると、産業用の消費量が家庭用を20%程度上回っています。

産業用の電力消費量は全国第9位です!

電気事業連合会統計委員会によるデータをみると、平成17年に11,541GW/hだった北海道の電力消費量は、平成19年には11,795GW/hまで増しています。しかし、平成20年には11,639GW/hまで減らしており、産業用、家庭用のいずれにおいても省エネ対策が効果を上げつつあるようです。産業用の電力消費量に関しては全国で第9位に位置しています。

北海道民1人当たりの電力消費量は2,088kW/hです

北海道の人口は平成22年10月時点で5,506,419人と全国で8番目の人口数でした。北海道の電力消費量は11,639GW/hであるため、1人当たり2,088kW/hとなります。この値を都道府県別でみると第40位と非常に下位になります。県内総生産は18兆4,284億円、全国第7位 (平成22年度) と経済的に発展している北海道ですが、家庭用の電力消費においては省エネ化がかなり進んでいます。

東北地方と比較した北海道の電気事情

人口が多い地域でありながら1人当たりの電力消費量は少な目です

北海道の人口は5,506,419人で全国第8位ですが、東北地方の人口をみると、新潟県は2,374,450人(全国第14位)、青森県は1,373,339人(全国第31位)、岩手県は1,330,147人(全国第32位)となっています。北海道は面積が圧倒的に広いこともあり、人口に関しては東北地方を大幅に上回っています。しかし、北海道の人口は平成17年から22年までの間で約12万人と大きく減少している状況です。

北海道の1人当たりの電力消費量は東北地方とほぼ同等レベルです

1人当たりの電力消費量に関しては、北海道は全国で第40位(2,088kW/h)と非常に低い数値となっていますが、東北地方をみると、新潟県は第35位(2,114kW/h)、青森県は第47位(1,962kW/h)となっています。人口の多さでは東北地方を大きく上回る北海道ですが、1人当たりの電力の消費量に関しては近い値を示しています。

北海道民の電気の使い方

北海道民は寒さを凌ぐため電気を多く使います!

北海道の面積は83,424.31平方キロメートルと全国でもっとも大きく、日本の総面積の約2割を占めています。日本海側、内陸部では冬の積雪は根雪となり、特に日本海側は豪雪地帯となっています。また、上川地方などでは最低気温が-30℃を下回ることもあり、寒さの厳しさは日本一です。そのため、冬には家庭内で暖房を長時間使用するほか、農業、畜産業においても温度管理を行うため電力の使用量が多くなります。そういったこともあり、高断熱・高気密住宅を建てるなど、各家庭においては様々な省エネ対策をとっています。

北海道の電力自由化の影響

北海道民は電力自由化によってさらに電気代を節約できます!

県全体では全国で8番目に電気をよく使う北海道ですが、電力消費量の削減を目指し様々な取り組みを行っています。家庭においては省エネ化がかなり進んでいますが、生産活動においては電力を多く使わざるを得ないため、「電力自由化」に大きな期待を寄せています。

電力自由化ってどういうこと?!

これまでは、地域ごとに特定された一社だけに電力業を独占的に行わせる法体制となっていました。発電、送電、送配電網に関しても特定の電力会社が保有していました。2016年4月から開始される「電力自由化」によって特定の事業者以外も家庭向けの電力供給が可能となるため、様々な業種の事業者が新たに電力業に参入し始めています。自由化されたことで消費者は多くのPPS(特定規模電気事業者)から契約する事業者を選ぶことが出来るようになります。また、そのことによって事業者間の価格競争がはじまるため、電気代が今までよりも割安となることが期待されます。

エネルギー自給自足の住宅が注目を集めています!

冬が長く日射量が少ないと思われている北海道ですが、梅雨がないため年間日射量は東京都とほとんど変わりません。近年そこに注目し、大容量の太陽光発電システムを搭載した住宅が普及しつつあります。エネルギーの自給自足によって光熱費の削減を行うとともに、余った電力は電力会社に買い取ってもらうことも出来るため、環境と家計の両方にやさしいシステムとして注目を集めています。

農業・畜産業の現場でも太陽光発電システムが活躍しています

道内で畜産業を営んでいるAさんは、肉用牛を肥育するための牛舎に発電能力111kWの太陽光発電システムを設置しました。牛舎の電力消費は増加傾向にあり、経営的にも課題となっていましたが、現在は余剰電力を北海道電力(株)に売電するほどです。経営的な課題を解決すると同時にCo2削減など環境保全にも貢献できる取組みとして大きな成果を上げています。

賢く選んでより豊かな生活を手に入れましょう!

食料自給率が全国1位の北海道は、農業、漁業、畜産業などが発展しているため産業用として多くの電力を消費しています。また、家庭においては省エネ化を積極的に進めていますが、寒い冬を乗り越えるため電力の使用量は自ずと高くなります。2016年4月から電力自由化によって多くのPPS(特定規模電気事業者)からよりお得な事業者及びプランを選ぶことができるようになりました。各家庭においても賢い選択をすることで、より豊かな生活を送ることができるでしょう。

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