電力自由化を知る

水を沸かす電気代比較!電子レンジvs電子ケトルvs炊飯器


電子レンジは、さまざまな食品を温めることができ、水分の多い食材や水も問題なく温めることができます。お酒やお茶、コーヒーなどもほんのわずかな時間で熱々にしてくれますね。電子レンジで水を温める場合と、電子ケトルでお湯を沸かす場合、どちらの電気代が安いか気になりませんか?電子レンジは500Wと600Wの違いも含めて比較してみましょう。

電子レンジvs電子ケトルの電気代比較

電子レンジの電気代比較!500Wと600Wでどう違う?

電子レンジを1時間使ったときの電気代は、電力量単価を27円にする場合、W÷1000×1(時間)×27で求められます。1分あたりの電気代を求める場合、1時間の部分を60(分)で割り、 W÷1000×1(時間)÷60×27となります。500Wと600Wの場合では、どちらも1分あたり1円以下、10分でも2円~3円で推移しています。

項目 500W 600W
1分の電気代(円) 0.225 0.27
10分の電気代(円) 2.25 2.7

電子ケトルティファールで0.8Lのお湯を沸かす電気代を計算

アプレシア ウルトラクリーン ネオ パールホワイト0.8Lは、定格消費電力1250W、容量800mlの電子ケトルで、満水の800mlが沸くまでには約4分かかります。コーヒー1杯分の水を沸かすには47秒かかり、1分として考えると1分÷60分=0.016となり、1kWhあたり27円で電気代を計算すると1250÷1000×0.016×27=0.54、つまりコーヒー1杯分の湯を沸かすのに約0.5円かかるといえます。

800ml満水の場合は、1回約2円かかります。ティファールの電子ケトルは、沸騰まで一気に過熱するのでもっと電気代がかかる印象でしたが、思ったよりもずっと安く水を沸騰させることができますね。これなら満水で1日2回沸かしても4円、1ヵ月でも120円と気にするほどの電気代ではないので、気軽にお湯を沸かすことができるでしょう。

電子レンジvs電子ケトル、電気代はどう違う?

コーヒー1杯分の水という若干アバウトな単位ではあるものの、150ml前後の水を温める場合、電子レンジでは約2分、アプレシア ウルトラクリーン ネオ パールホワイト0.8Lでは約1分かかります。電気代を比較すると次のようになります。

電子レンジ500Wで2分 電子レンジ600Wで2分 アプレシア (約1分)
0.45円 0.54円 0.54円

電気代だけを比較すると、わずかな差でも500Wの電子レンジが最も電気代が安く、お湯を温めるなら500Wの電子レンジがおすすめだと言えます。しかし、ここで注意しなければならないのは、電子レンジで加熱した場合の水が電子ケトル並みに沸騰しているかどうかです。

アプレシア ウルトラクリーン ネオ パールホワイト0.8Lは、沸騰まで47秒、加熱が終わってスイッチOFFになるまで1分04秒です。つまり1分後には100度に達している状態なのです。その点、電子レンジは500Wで2分加熱しても80℃~90℃程度で沸騰はしません。沸騰にこだわるなら電子ケトル、飲み頃に温める程度で良いなら電子レンジが手軽ではないでしょうか。

500ml以上なら電子ケトルがおすすめ

500ml以上の水を沸かす場合を考えてみましょう。500mlというとマグカップ2つ半程度の水量で、カップラーメンにそそぐ湯量としても知られています。アプレシア ウルトラクリーン ネオ パールホワイト0.8Lで500mlを沸かす場合、沸騰まで2分35秒、電気代は約1.4円です。電子レンジなら4分半が目安となり、電気代は500Wで1円、600Wで1.2円といったところです。

しかし、電子レンジの場合は何に水を入れて加熱するかの条件や、加熱後に沸騰状態は期待できないことを考えると、用途により使い分けることが必要です。確実な沸騰状態を期待するなら電子ケトルに軍配が上がり、カップラーメン用のお湯も電子ケトルで沸かす方が良いでしょう。80~90℃の温度でも十分な用途の場合は、電子レンジの方が少し電気代が安く済みます。

水を沸騰させたいときや、沸かす湯量が多いときは電気ケトルが良く、少量で沸騰にこだわらないときは電子レンジの方が手軽だといえます。電気代の差も1円未満なため、用途や温める時間、沸騰にこだわった使い方をしても、高額な電気代にはなりにくいでしょう。

どちらが安く湯を沸かせる?電子レンジvs炊飯器

炊飯器の電気代をチェック

炊飯器は三菱電機の本炭釜NJ-AW109 を参考にします。本炭釜の1回あたりの炊飯時消費電力量は、白米をエコ炊飯したときで161.3Whです。1回あたり平均30分の炊飯時間、電力量単価を27円とすると、161.3(Wh)÷1000×27=4.35となり、1回の炊飯にかかる電気代は約4円といえます。

炊飯器でお湯を沸かすことは炊飯器の本来の使い方ではないものの、緊急時にも役立つ方法として知られています。炊飯器の内釜に200ml~半量程度を目安に水を入れ、ふたをして通常通り炊飯ボタンを押します。通常の炊飯時間の半分程度の時間で沸騰し始め、蒸気口より蒸気が出てきたらお湯が沸いてきたと判断します。蒸気が激しく噴き出す前に炊飯を中止し、沸騰した湯を使用する方法です。

項目 本炭釜 電子レンジ
500W
電子レンジ
600W
電気代 2.17円 0.45円 0.54円
時間 約15分 2分 2分

湯が沸く基準で考えると、炊飯時間早く半分の15分で2.17円となり、電子レンジよりも電気代が高く、7倍以上の時間がかかることがわかります。炊飯器で湯を沸かす方法は、温度が明確ではないことや、電気代と時間がかかることからあまりおすすめはできません。電子ケトルと比較してもやはり炊飯器は一歩劣るでしょう。しかし、緊急時には役立つ方法なので覚えておくと良いでしょう。

炊飯器は幅広い調理に活用できる!

炊飯器は湯を沸かす機能としては電子レンジに敵いませんが、沸騰手前の温度でじっくり調理できる特長を生かして、他の調理時にも活用できると話題になっています。すべての炊飯器が対応しているとは限らないものの、新しいモデルの炊飯器にはさまざまな機能が搭載されるようになりました。まずは取り扱い説明書を確認してみましょう。

炊飯器は一定の温度で加熱することが得意なため、煮込み料理にはぴったりの条件です。例えば、豚の角煮やシチューなどはもちろん、サムゲタンのような大がかりな料理も炊飯器を使えば簡単に作ることができます。共通しているのは材料を内釜に入れてふたをして、通常炊飯で調理することです。ガス使用時とは異なり、火加減を気にすることなく炊飯終了まで待つだけで良いため非常に手軽です。

また、保温機能を使えば甘酒やプリンなども作ることができ、普段は手間を気にして疎遠になっていたスイーツ類も、楽々作れるようになりますよ。こうした幅広い使い方をしても、炊飯時と保温時の電気代は普段と変わらないので、電気代を気にすることなく調理できます。炊飯器によってはパンやケーキ類も作れるものもあるので、購入時に機能を重視して選ぶと良いでしょう。

水を沸かすときは量や温度で使い分けるのがおすすめ

電子レンジ・電子ケトル・炊飯器の3種類の家電は、全て水を温めることができますが、水を温める量や希望する温度がある場合は、それぞれ使い分けることが必要です。少量の水で沸騰にこだわらないなら電子レンジ、500ml以上の水を沸かしたいときは電子ケトル、非常時には炊飯器といった使い方が良いでしょう。

それぞれの家電の得意分野を生かした使い方をすることで、生活の中で適した温度のお湯を使えるようになり、電気代も必要以上にかからなくなるといえます。それでも電気代が高いと感じるときは、契約する電力会社の電気料金プランを見直してみましょう。最も電気を使う時間帯の電気代が安いプランを使用すれば、年間の電気代を安くすることもできるでしょう。

電力業者人気ランキング

同じカテゴリの関連記事

pagetop