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4K液晶テレビ・4K有機ELテレビの違いと電気代を比較

話題の4K液晶テレビ、有機ELテレビは、大きくてきれいに映ることで知られています。従来のフルハイビジョンテレビよりも大きく、存在感も抜群の家電です。ですがテレビの電気代はサイズに比例すると言われており、大きくなるほど高くなるとしたら、どんどん電気代が高くなるということでしょうか。4K液晶テレビ・4K有機ELテレビの違いと電気代の比較、テレビの電気代の節約方法について紹介します。

4K液晶と4K有機ELの解説と電気代を調査!

フルハイビジョン・4K・有機ELを解説

近年はテレビの種類が増えて、画質の違いで呼び方もそれぞれ違います。現在主流の液晶テレビと呼ばれているのは、フルハイビジョンテレビと呼ばれ、縦・横の比率が16:9の横長、画素数が横1920×縦1080の合計207万3600万画素のものです。4Kは、画素数が単純比較でフルハイビジョンの4倍、横3840×縦2160、横が約4000あるため、4000=4Kと呼ばれています。

4Kはフルハイビジョンテレビの4倍の画素数のテレビと考えていて良いでしょう。次に有機ELテレビは、自発光する有機ELパネルのみで画面を映し、テレビが従来の液晶より薄いことが特徴です。液晶テレビに比べて色ムラがなく、完全な黒を表現できるので液晶テレビよりも美しい映像を映し出します。

フルハイビジョンと4Kは同じ液晶テレビの仲間でも画素数とサイズが異なり、有機ELは画面を映し出す仕組みが異なるものといえます。では、4K液晶テレビと、4K有機ELテレビの電気代を比較していきます。

4K液晶テレビの電気代

4K液晶テレビの電気代について、パナソニックの4Kビエラ EX850 55VとSonyのX9000Fシリーズ 55Vで比較し、電力量単価は27円で計算します。

項目 パナソニック ビエラ
TH-55EX850
Sony X9000Fシリーズ
KJ-55X9000F
消費電力(W) 309 237
1時間当たりの電気代
(円)
(1日つけっぱなしの電気代)
8.34
(200.23)
6.39
(153.57)
購入価格 253,300円(+税) 219,880 円(+税)

同じ4K液晶テレビの55Vでも、電気代は1時間あたり1.95円、1日つけっぱなしの場合46.66円の差があります。Sonyの方が省エネタイプですが、待機電力はSonyの方が上回っています。同じ大きさの4K液晶テレビでもメーカーが違うと電気代も1日あたり約47円の開きが出ることがわかります。

各メーカーのオンラインストアでの購入価格を比較すると、33,420円の差があり、4K液晶テレビの場合はSonyの方が電気代・購入価格ともにお得な傾向です。

4K有機ELテレビの電気代

4K有機ELテレビの電気代について、パナソニックの ビエラ デジタルハイビジョン有機EL TH-55FZ1000 55Vと、SonyのA9FシリーズのKJ-55A9F 55Vを比較し、電力量単価は27円で計算します。

項目 パナソニック ビエラ
デジタルハイビジョン有機EL
TH-55FZ1000
Sony A9Fシリーズ
KJ-55A9F
消費電力(W) 388 393
1時間当たりの電気代
(円)
(1日つけっぱなしの電気代)
10.47
(251.42)
10.61
(254.66)
購入価格 365,300円(+税) 419,880 円(+税)

4K有機ELテレビの場合は、消費電力も電気代もさほどの差がないことがわかります。消費電力は5Wの差、電気代も1時間あたり0.14円の差で、ほぼ互角と言って良いでしょう。しかし価格の面ではソニーの方が54,580円高く、4K液晶テレビとは異なる結果になりました。液晶テレビと有機ELテレビの電気代を比較すると、有機ELテレビの方が若干高い傾向です。

また、電気代は音声にもかかるので、大きな音でテレビを観る場合はこの限りではありません。テレビの電源をオフにしているときにもかかる、待機電力を加えると1ヵ月あたり数円程度の電気代がプラスされる計算です。

待機電力を考えるならコンセントを抜こう

55Vのテレビは、横幅が120~130センチほど、高さが70~80センチほどにもなる大型のテレビです。家庭内で電気代が高い家電の1つでもあり、その待機電力は1ヵ月あたり高くても10円以内です。この待機電力も節約するなら、テレビを観ないときはコンセントを抜くことが有効です。

しかし、近年はテレビにインターネットや、録画するための機器を接続していることが多いです。テレビの周辺機器に影響を与えないよう気を付けて、コンセントを抜くようにしましょう。

テレビの電気代は節約できる!少しの工夫でOK

テレビの電気代は年々値下がり傾向で、経済産業省 エネルギー庁によると、32型液晶テレビの年間消費電力量は2006年から2014年までの間に約60%も減っています。4K液晶テレビや、4K有機ELテレビの場合も徐々に電気代が下がると予測できますが、今からすぐにテレビの電気代を節約できる方法を紹介します。

画面を暗くして音量を抑えて使う

テレビの電気代を抑えるには、表示する画面の明るさを抑えることと、音量を下げて観ることが有効です。画面は明るくすると見やすくなりますが、その分消費電力量も増えてしまいます。同じように音量も電力が消費されるので、1つか2つ音量を下げるだけでも、電気代の節約につながります。

古いテレビは省エネタイプに買い替えよう

10年以上前に発売されたテレビを使用している場合、年間消費電力量が若干高い製品の可能性があります。2006年~2014年の間に、テレビの年間消費電力量は約60%も低くなっているので、この期間に発売されたテレビを使っている方は、最新テレビよりも確実に高い電気代を支払っていることになります。

テレビを大切に長く使うことは良いことですが、省エネや電気代の節約の面では、新しいテレビに買い替える方が良いケースもあります。この機会に省エネタイプのテレビへの買い替えを検討してみてはいかがでしょうか。

テレビ購入時は省エネ性能を活用しよう

家電製品のうち、「エアコン・冷蔵庫・テレビ・電気便座・蛍光灯器具」の5種類には星の数で評価される統一省エネラベルが張られています。これは星の数が多いほど電気代が節約できる意味を持っており、グリーンは省エネ基準達成、オレンジは未達成を意味します。テレビの統一省エネラベルと多段階評価は次の通りです。

多段階評価 省エネ基準達成率
☆☆☆☆☆ 246%以上
☆☆☆☆ 198%以上~246%未満
☆☆☆ 149%以上~198%未満
☆☆ 100%以上~149%未満
100%未満

年度別にラベリングされるほか、年間の目安となる電気代も表示されているので、新しいテレビを購入するときは必ずチェックするようにしましょう。星の数が2つ違うテレビを比較すると、年間の電気代で1,000円以上節約できることもあるので、しっかりチェックしてくださいね。

また、省エネ製品買い替えナビゲーションを使うと、過去の家電を最新の家電に買い替えた場合の電気代を比較することができます。検討の段階で省エネ率を把握できる便利なツールです。

家庭の電力使用量TOP3のテレビを賢く使おう

テレビの電気代は、省エネ設計のテレビが開発されていても、画面のサイズが大きくなって性能もアップするために、電気代がかかる家電として認識されています。本当はテレビの消費電力は年々下がっているのですが、使用方法やサイズ、電気代の値上がりにより、実質的な恩恵を感じられない状態となっています。

テレビの電気代を節約したい場合は、テレビの使い方を工夫するほかに、電気料金プランの見直しも有効な手段です。テレビ以外の電気代も全体的にダウンさせることができれば、家計にも優しい見直しになるでしょう。また、古いテレビを使用している方は、省エネタイプに買い替えることでも、電気代の節約ができますよ。

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