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「福井県」の電力自由化はどうなっている?

福井県の電力事情

福井県の電力使用量は全国第41位です!

福井県の電力消費量は、平成20年の調査によると2,216GW/h(100万kWh=1GWh)でした。都道府県別では第41位となります。消費量の内訳をみると、産業用の消費量が家庭用の2倍弱という割合です。福井県は第二次産業と第三次産業が経済の中心となっており、工業が盛んです。特に眼鏡産業は鯖江市を中心に大きく発展し、メガネフレームの生産量は全国の90%以上を占めています。県の経済規模はさほど大きくありませんが、このような環境であるため産業用の電力消費量が家庭用を大きく上回っているようです。

産業用の電力消費量は全国第33位です!

電気事業連合会統計委員会によるデータをみると、平成17年に2,107GW/hだった福井県の電力消費量は、平成19年には2,221GW/hまで増えています。しかし翌年の平成20年には2,216GW/hと僅かですが減らしており、省エネ化が少しずつ進んでいると考えられます。産業用の電力消費量に限ってみると都道府県別で第33位に位置しています。県全体の消費量は人口が少ないこともあり全国第44位となる非常に小さい値ですが、製造業など第二次産業が発展しているため、産業用の電力消費量に関しては比較的高めとなっています。

福井県民1人当たりの電力消費量は2,717kW/hです

福井県の人口は平成22年10月時点で806,314人と全国で43番目の人口数でした。県の電力消費量は2,216GW/hであるため、1人当たりは2,717kW/hとなります。この値を都道府県別でみると全国で第1位になります。県内総生産は3兆3,000億円(平成22年度) と全国で41番目という経済規模ですが、様々な分野の製造業が盛んなため工場の数が多く、電力の使用量が高くなるわりに人口が少ないこともあり、県民1人当たりに換算すると高い値となります。

北陸地方の中での福井県の電気事情

福井県の人口は減少し続けています

福井県の人口は806,314人で全国第43位という非常に少ない数で、北陸地方のなかでも最も少ない人口数となります。国勢調査による人口推移のデータによると、平成12年までは緩やかながらも増え続けていましたが、平成17年の調査では減少傾向に転じています。平成17年から平成22年までの5年間で約1.5万人減となっています。地域別で見ても人口が増加しているところは非常に少なく、県全域で人口の減少が続いています。

福井県民の電力消費量は北陸地方の平均レベルです

1人当たりの電力消費量に関しては、福井県は全国で第1位(2,717kW/h)になっています。同じ北陸地方にある他県の順位をみると、石川県は全国で第2位(2,629kW/h)、富山県は第3位(2,550kW/h)等となっており、北陸地方が1位から3位までを独占しています。要因としては、日本海側気候であるため冬の寒さが非常に厳しく、家庭においては電力使用量が増すことが一因と考えられますが、人口の少なさに比べて製造業など第二次産業が発展していることも1人当たりに換算すると数値が高くなる原因として考えられます。

福井県民の電気の使い方

福井県は夏は蒸し暑く冬は寒いため家庭においては電気をよく使います

福井県は県全域が日本海側気候に属しているため、ほとんどの地域が豪雪地帯となります。また、特別豪雪地帯の大野市・勝山市・池田町などは全国屈指の積雪量となり、経済の中心的な役割を持つ福井市などは内陸に位置するため豪雪となる日が多くなります。年間の降水量は多い時には3,000mm以上に達します。降水量は東京の約6倍と言われています。一方、夏は緯度のわりに暑く、首都圏のようなヒートアイランド現象は起こらないものの、湿度が高いため寝苦しい夜が続きます。このような気候であるため、自ずと家庭においてはエアコンなど電気製品を使う時間が長くなり、電力消費量が高い値となるようです。また、全国的に普及が進んでいる住宅用太陽光発電システムの設置状況をみると、福井県は日照時間が短いこともあり2.6%(全国第39位)の普及率にとどまっています。

福井県の電力自由化の影響

福井県民は電力自由化に期待しています!

県全体の電力使用量は全国で41番目という福井県ですが、県民1人当たりの使用量は全国第1位と非常に多いため、自治体が中心となって様々な省エネルギー対策をすすめています。家庭においては省エネ化をより一層進める必要がありますが、電気代の負担が大きい福井県民は「電力自由化」による節電・節約に大きな期待を寄せています。

電力自由化ってどういうこと?!

これまでは、地域ごとに特定された一社だけに電力業を独占的に行わせる法体制となっていました。発電、送電、送配電網に関しても特定の電力会社が保有していました。2016年4月から開始される「電力自由化」によって特定の事業者以外も家庭向けの電力供給が可能となるため、様々な業種の事業者が新たに電力業に参入し始めています。自由化されたことで消費者は多くのPPS(特定規模電気事業者)から契約する事業者を選ぶことが出来るようになります。また、そのことによって事業者間の価格競争がはじまるため、電気代が今までよりも割安となることが期待されます。

福井県はクリーンなエネルギーの地産地消をすすめています!

福井県は県民1人当たりの電力消費量が全国で最も多く、電力需要が大きい県ですが、風力発電、バイオマス発電など再生可能エネルギーの開発及び普及に力を入れています。北陸電力では、志賀原発が運転停止を続ける中、電源の多様化に向けた取り組みを強化するため、大規模風力発電所を建設しています。年間の発電量は約1,440万kWhとなり、一般家庭の約4,000世帯の年間使用電力量に相当します。また、大手商社により、木質バイオマスでは最大級の37MWとなるバイオマス発電所の建設も進んでいます。福井県では、原子力発電に依存しないクリーンなエネルギーの自給自足を目指しています。

再生可能エネルギーによる地域活性化を目指しています!

福井県は年間の降水量が全国で最も多く、豊富な水量を生かした小水力発電の普及が進められています。農業が盛んなため農業用水路を活用した取り組みに力を入れており、内陸部にある「日野川用水発電所」では、年間102万kWhを発電し、一般家庭280世帯分の電力をまかなうことを可能としています。年間の売電収入は約3,500万円になり、地域活性化にも大きく貢献しています。このほか、県内の至る所で再生可能エネルギーの開発が進められており、固定価格買取制度の認定設備規模において全国で最下位にある福井県では、県を挙げて再生可能エネルギーの拡大を目指しています。

電気の使い方に合わせて最適な新電力を選びましょう!

福井県は県民1人当たりの電力消費量が全国最多であるため、省エネルギー対策を推進するとともに再生可能エネルギーの開発及び導入を積極的にすすめています。各家庭においては電気料金の負担を軽減する可能性がある「電力自由化」に大きな期待を寄せています。すでに多くのPPS(特定規模電気事業者)がお得な契約プランを提案しています。それぞれの家庭の電気の使い方をしっかりと把握し、最適となる事業者を選ぶことが大切です。「電力自由化」を賢く利用することで、電気代の節約が実現できるでしょう!

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