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「島根県」の電力自由化はどうなっている?

島根県の電力事情

島根県の電力使用量は全国第46位です!

島根県の電力消費量は、平成20年の調査によると1,771GW/h(100万kWh=1GWh)です。電力消費量の総量は都道府県別でみると第46位に位置しています。県の人口も同じく全国で第46位となっているため、電力の使用量は人口に比例する値と言えます。消費量の内訳をみると、産業用の消費量が家庭用をやや上回る値です。島根県では古くから鉄鋼産業が盛んで、県内には日立金属、東洋製鉄、NTN鋳造など鉄鋼関連の企業が多数あります。また、情報通信機械や、電子部品・デバイス関連の製造工場も多く、県の経済を支えています。そのほか、観光産業も発展しており、出雲大社など観光客を集める場所が多く、観光収入は年々増加している状況です。このような環境であるため、産業用の電力使用量が家庭用を上回りますが、値としては高くありません。

産業用の電力消費量は全国第47位です!

電気事業連合会統計委員会によるデータをみると、平成17年に1,733GW/hだった島根県の電力消費量は、平成19年には1,789GW/hまで増しています。しかし平成20年には1,771GW/hまで減らしており、省エネ化が進んでいることを表しています。産業用の電力使用量だけを見ると全国で第47位と最下位に位置しています。鉄鋼産業が盛んなため多くの工場がありますが、製造業の現場においては省エネ対策が進んでいるようです。

島根県民1人当たりの電力消費量は2,415kW/hです

島根県の人口は平成22年10月時点で717,397人と全国で46番目の人口数でした。島根県の電力消費量は1,771GW/hであるため、1人当たり2,415kW/hとなります。都道府県別では第12位と高いランクにあります。県内には工業が多いのですが人口が非常に少ないことから県民1人当たりで換算すると高い値となります。しかし、産業用の電力消費量は低い値であるため、島根県では家庭においてより省エネ化を進める必要があると思われます。

中国地方の中での島根県の電気事情

島根県の人口は減少し続けています

島根県の人口は717,397人で全国第46位に位置しており、同じ中国地方の広島県の1/4程度の人口数です。国勢調査の人口推移を表すデータによると、平成7年の調査までは増加していましたが、平成12年以降は減少傾向に転じており、平成17年から平成22年までの5年間でみると約2.5万人減少しています。要因としては、減少傾向となっている他県と同じく少子高齢化が挙げられますが、就学や就労の際に県外に転出する人が多いことも大きな要因となっています。

島根県民の電力消費量は中国地方の他県と近い値です

1人当たりの電力消費量に関しては、島根県は全国で第12位(2,415kW/h)と平均を超える値となっていますが、同じ中国地方の他県をみると、岡山県は第6位(2,476kW/h)、広島県は第10位(2,443kW/h)、山口県は第13位(2,391kW/h)、鳥取県は第14位(2,368kW/h)となっています。このように、中国地方の各県は1人当たりの電力消費量に関しては比較的近い値を示しています。

島根県民の電気の使い方

島根県は1年を通じて過ごしやすいものの電気の使用量は多めです!

島根県は県全域が日本海側気候に属していますが、日本海側気候の地域としては最西南端に位置するため気候は比較的温和です。東部地域は雪が多いのですが、冬でも気温がわりと高いため根雪となることはほとんどありません。一方、内陸部においては寒さが厳しく、-15℃まで冷え込むこともあります。夏は熱帯夜となる日が年に数日ありますが、猛暑となるほどではなく比較的過ごしやすくなっています。中国経済産業局が調査したデータに基づく「住宅用太陽光発電普及率ランキング」において、島根県は普及率3.9%で全国第21位という順位です。全国平均は3.6%であるため平均を超える普及率です。1世帯当たりの年間の電気料金を調査したデータによると島根県は第19位で、金額は平均98,985円です。

島根県の電力自由化の影響

島根県民は電力自由化による節電・節約に期待しています!

県全体の電力消費量は全国で46番目という低いランクの島根県ですが、県民1人当たりに換算すると高い値となるため、自治体が中心となって省エネルギー対策をすすめています。各家庭においても「電力自由化」によって、節電・節約が出来ることを期待しています。

電力自由化ってどういうこと?!

これまでは、地域ごとに特定された一社だけに電力業を独占的に行わせる法体制となっていました。発電、送電、送配電網に関しても特定の電力会社が保有していました。2016年4月から開始される「電力自由化」によって特定の事業者以外も家庭向けの電力供給が可能となるため、様々な業種の事業者が新たに電力業に参入し始めています。自由化されたことで消費者は多くのPPS(特定規模電気事業者)から契約する事業者を選ぶことが出来るようになります。また、そのことによって事業者間の価格競争がはじまるため、電気代が今までよりも割安となることが期待されます。

再生可能エネルギーの開発および普及に力を入れています!

島根県では再生可能エネルギーが県全体で使用する電力消費量の30%以上となることを目標に設定し、小水力・バイオマス・陸上風力の3つを再生可能エネルギーの柱としています。島根県には国内最大の風力発電所「新出雲ウインドファーム」があり、78MWの出力となっています。さらに県内の数か所で風力発電所の建設が進んでおり、日本海側からの強い風を活かした発電を推進しています。また、県内の林地残材を利用している「江津バイオマス発電所」は、出力12.7MWという規模ですが、今後さらに発展させていくため、バイオマス発電所の建設も進んでいます。このように島根県では脱原発を目指し、再生可能エネルギーの開発及び普及に力を入れています。

クリーンエネルギーによる地域活性化を目指しています!

江津市は、江の川の豊富な水と温暖な気候から面積の8割近くが森林であるため、木材を利用したバイオマス発電に適した土地です。「江津バイオマス発電所」では年間8,600万kWhの発電量を見込んでいますが、この値は一般家庭の24,000世帯分に相当し、江津市の総世帯数の2倍以上の規模になります。年間の売電収入は最大24億円を想定しており、地域の林業を活性化することにもつながるため県民から大きな注目を集めています。このように、持てる資源を活用し、クリーンな電力を作り出すことが地域の発展に大きく貢献しています。

賢い選択でより良い環境づくりにつながります!

島根県では再生可能エネルギーの普及を推進し、クリーンなエネルギーの地産地消を目指しています。県民1人当たりの電力消費量は全国第19位で、家庭においては電気料金の負担も少なくありません。家庭に向けた「電力自由化」が始まったことで、多くのPPS(特定規模電気事業者)がお得な料金プランを提案しています。各家庭においては電気の使用状況をしっかりと把握し、最適となるPPS(特定規模電気事業者)を選ぶことが大切です。賢い選択によってより豊かな生活を手に入れましょう!

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