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低消費電力のLEDの活用で電気代は約40%安くなる!

LED照明は、従来の照明に比べて消費電力が少なく、電気代が安くなることが特徴です。自宅の全ての照明をLED照明に変えた場合は、電気代はどのくらい節約できるでしょうか。LEDシーリングライト1時間あたりの電気代から、家の全ての照明を全部LEDにした場合の電気代を計算していきましょう。

リビングをLED照明に変えて節約できる電気代を調査

LEDシーリングライトの電気代を計算

LEDシーリングライトは、アイリスオーヤマの12畳用LEDシーリング CL12DL-FEIIIを参考に、計算してみましょう。定格消費電力は約33.3W、1kWhを27円として計算すると33.3(W)÷1000×1(時間)×27(円)=0.8991となり、1時間当たりの電気代は約0.9円と考えることができます。つまり1時間あたりの電気代は1.0円までかからないということになります。

1日では約0.9円×24(時間)=約21.6円、1ヶ月なら約21.6円×30(日)=約648.0円の電気代です。ですが一般家庭で24時間電気をつけっぱなしにすることはあまりないので、平均8時間として計算した場合、約0.9円×8(時間)=7.2円、1ヶ月なら約7.2円×30(日)=216.0円となります。1ヶ月の電気代が200円くらいなら、安心して使えますね。次は、従来の蛍光灯とLEDシーリングライトを比較して、電気代がどれほどお得になるのかを計算してみましょう。

蛍光灯とLEDシーリングライト1時間当たりの電気代を比較

蛍光灯シーリングライトは、ほとんど生産終了していますが、同じ12畳用のモデルコイズミ AHN636465を参考に計算します。1時間、1日、1ヶ月の電気代は次の通りです。1日8時間使用時を計算すると、LEDシーリングライトのアイリスオーヤマは約7.2円、蛍光灯シーリングライトのコイズミは約18.4円です。

項目 アイリスオーヤマ
CL12DL-FEIII
コイズミ
AHN636465
消費電力 33.3W 86.0W
1時間当たりの電気代 約0.9円 約2.3円
1日8時間当たりの電気代 約7.2円 約18.4円
1日(24時間)あたりの電気代 約21.6円 約55.2円
1ヶ月当たりの電気代
(1日8時間使用したとして計算)
約216.0円 約552.0円

1ヶ月当たりの電気代を比較すると、約336.0円の差、蛍光灯に比べておよそ39%も節電できています。LEDライトに変更すると電気代が安くなると言われるのは、消費電力の縮小と、長寿命で約10年は使えるということにあるようです。もともと設置してある蛍光灯シーリングライトの消費電力が大きい場合、50~60%もの節電になることもあります。

LEDでもつけたり消したりすると電気代はどうか

従来の照明は消費電力がLEDより大きく、つけたり消したりするときに最も電気代がかかっていました。LEDは消費電力が小さく、つけたり消したりする動作に強い特徴があります。そのため頻繁に照明をつけたり消したりしても、極端に電気代が高くなることはありません。つけたり消したりする回数が多い場所に設置する方が節電効果が高くなります。そのほかのLED照明のメリットを紹介します。

  • 消費電力が小さいため電気代が安く済む
  • 長寿命(約4万時間=1日8時間使用で10年以上)で交換の手間を軽減
  • つけたり消したりしても寿命と関係ない
  • つけるとすぐ明るくなり時間がかからない
  • 消費電力が小さく、二酸化炭素排出量も少ないため環境に優しい
  • 衝撃に強く割れにくい(壊れにくい)
  • 紫外線を出さない
  • 虫が寄り付かない(屋外での使用にも向いている
  • 発熱しにくい

トイレなどつけたり消したりが頻繁な場所、玄関先の人感センサーライトなどもLEDが向いています。光の色味や光の広がり方照らす範囲も選べるので、使う場所に合うLED照明を選ぶようにしましょう。

家の電気をLEDにしても電気代があまり変わらないのはなぜ?

リビングの照明をLEDシーリングライトに変えたのに、電気代はさほど変わらないとき、LEDの性能に不安を感じますね。リビング1ヶ所の節約額は300円くらいなので、やや実感しにくいのかもしれません。もっと電気代の節約効果を実感する方法を紹介します。

蛍光灯をLEDにしても電気代が変わらないなら変更個数を増やそう!

蛍光灯をLEDに変えたのに全然電気代が変わってない気がする、そんなときはちょっと残念な気持になりますね。LEDに変更した場所がリビングのシーリングライトだけなら、よく電気を使う部屋の蛍光灯をLEDに変更するなど、変更個数を増やしてみましょう。リビングのほか、子ども部屋やトイレなど、部屋の全ての照明をLEDに変更することも有効です。屋外では倉庫や車庫、玄関先の人感センサーライトなども変更してみましょう。

一戸建てで、リビング12畳、寝室10畳、子ども部屋8畳×2部屋を蛍光灯シーリングライトからLEDシーリングライトに変更した場合、1ヶ月あたり759.2円の節約ができます。他の部屋やトイレや玄関などもLEDに変更した場合、さらにお得に節約できる計算です。

項目
8時間使用・1ヶ月
蛍光灯の場合の電気代 LED変更後の電気代 電気代節約額
リビング
12畳シーリングライト
552.0円 216.0円 336.0円
寝室
10畳シーリングライト
473.0円 187.2円 285.8円
子ども部屋
8畳シーリングライト
×2
178.2円 40.8円 137.4
合計 1,203.2円 444.0円 759.2円

購入コスト比較!2,000円のLEDなら10年買い替えなしでOK

どんなに長寿命なLEDでも、寿命までの費用はどれだけかかるでしょうか。LED照明は出たばかりのころに比べてだいぶ価格が下がってきていますが、従来の照明類に比べて割高な傾向です。今回は2,000円のLED電球と、200円の白熱電球で10年間の購入コストを比較してみましょう。白熱電球は平均1,000時間の寿命、LED電球は平均40,000時間の寿命だと言われています。

白熱電球は寿命の関係から、LED電球の寿命40,000時間の間に40個買い替えが必要です。白熱電球は1つ200円なので200円×40回=8,000円、10年間に40回白熱電球を買い替えると8,000円かかります。対してLED電球は初回購入時の2,000円が購入コストとなります。10年間での購入コストを考えた場合、LED電球の方が6,000円もお得になる計算です。コスト面だけではなく、買いに行く手間暇を考えてもLEDの方がお得ですね。

LED照明は電気代が安い!でも気になるデメリットを解説

LED照明は、消費電力が小さく電気代が安くなるメリットがある反面、デメリットも持っています。優れた省エネ性能を持つLED照明のデメリットを詳しく見ていきましょう。

LEDは電気代が安いけど価格が高いのがデメリット

LEDのデメリットは、まず全体的に購入コストが高いことが挙げられます。例えば、60Wの白熱電球は安いものは100円から購入できますが、LED電球60W相当は400円台からの商品が主流です。同じ60W相当のLED電球でも1,000円以上するものもあるのです。最安でも4倍かかるため、白熱電球とLED電球が同じ棚に陳列されていたら、安い白熱電球を手に取りそうですね。

LED電球(照明)はワット数や口金などのサイズのほか、光の明るさ(ルーメン)や、光の広がり方(配光)も選択します。光の明るさを示すルーメンと対応する電球のワット数は次の通りです。

電球のワット(W)数と
LED電球の対応ルーメン数
電球 20W型相当 170ルーメン(lm)
電球 30W型相当 325ルーメン(lm)
電球 40W型相当 485ルーメン(lm)
電球 60W型相当 810ルーメン(lm)
電球 100W型相当 1520ルーメン(lm)
電球 200W型相当 3300ルーメン(lm)

購入費用が高く、シーリングライトなら10,000~50,000円の商品もたくさんあり、購入の際の選択肢が増えることは負担に感じるかもしれません。ですが快適な明るさを得られるので、ルーメン数を含めデメリットを理解しておくことをおすすめします。主なデメリットは購入コストのほか次のようなものがあります。

  • 購入コストが高い
  • 熱に弱いため熱がこもる場所では使えない(浴室など)
  • 従来の電球や蛍光灯に比べて重い
  • 均一に光を放射できないので設置場所によっては思うように明るくならない

電気代が節約できるLED照明は屋外や車にも使える

LED照明はデメリットに気を付けながら、メリットや特性を生かして使うことがおすすめです。明るさや色、光の広がりも選べるLEDは、屋外や車でも活躍するアイテムです。LEDの使い方を紹介します。

車はLED照明でカスタマイズ!電気代を気にせずおしゃれ空間が作れる

車にはいくつものライトや照明があり、LED照明を使用したものも数多く販売されています。明るさ色の種類光の広がり方、発火しにくい安全性など、さまざまな理由からLEDが採用されています。車のルームライトも明るさ調整できるLED照明なら、自分好みの明るさを演出できますね。

また、ウインカーやヘッドランプをはじめ、車内では足元を照らすフットライトなど、用途に合わせた使い方もできます。LEDはさまざまなカラーと組み合わせることができ、豊富ならラインナップから好きなカラーのLED照明を使うことも可能です。車内のインテリアとして使えば、夜間のドライブもワンランク上の雰囲気になるでしょう。

イルミネーションでも安全で電気代が安いLED照明が活躍!

寒い時期になると各地でイルミネーションを楽しむことができますね。このイルミネーション、お祭りやイベントなどに合わせて設置されますが、電気代もLED電球を使えば、かなりお得になります。従来の電球の約40%は節約できるので、多くの自治体や団体で導入されています。

イルミネーションやライトアップでは、電気代の負担と火災のリスクが不安材料でした。LED照明はこの2つの不安を払拭することができるマストなアイテムとなり、近年のイルミネーションではほとんどがLED電球を導入しています。一般家庭の庭でもときどき見かけられ、見る人の目を楽しませてくれます。

LEDの照明器具は電気代節約のマストアイテム!購入コストを重視

LED照明は家庭内を始め、電気代を大幅に節約できることから、電球1つでもLEDを希望する方が増えています。家庭内の照明をすべてLEDに変えて、1ヶ月の電気代が30~40%安くなるなら、1度に全部取り換えないまでも導入したくなりますね。電力会社から購入する電気代は値上がりが続き、電気の節約だけではフォローできないところまで来ています。

電気料金プランの見直しや、省エネ家電の買換えなども視野に入れながら、LED照明を上手く取り入れて電気代を節約していきましょう。10年という長い目で見た場合、LED照明なら購入コストを3分の1、4分の1まで下げられます。あらゆるコストを抑え、火災や害虫の発生も予防できるLED照明の導入は、デザインやカラーも楽しみながら進めていきたいですね。

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