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空気清浄機の電気代比較と効率的な使い方


空気清浄機は空気中のウイルスや花粉、PM2.5などの微小粒子状物質の除去にも役立つもので、日常的に使っている家庭も増えています。長時間使うことは健康のためにもとても良いですが、毎日の生活に欠かせないものだけに、電気代がどれくらいかかるのか気になります。空気清浄機を毎日使うと、どれくらいの電気代がかかるのか調べてみました。

空気清浄機1ヵ月つけっぱなしの電気代と効率的な使い方

空気清浄機の仕組みを解説

空気清浄機は汚れた空気を吸い込んで、専用フィルターを通過させることで汚れや臭いを取り除きます。どのメーカーの空気清浄機も比較的シンプルな構造のものが主流です。空気清浄機の専用フィルターは大きく分けて3種類あり、ゴミを取り除くフィルター、花粉や細菌を取り除くフィルター、臭いを取り除くフィルターがあります。

3種類のフィルターを通ってきれいになった空気は、吹き出し口から排出されて室内の空気を清浄する仕組みになっています。空気清浄機のほとんどは家電の中でもサイズが大きめで、電気代がかかりそうなイメージです。メーカーや製品により電気代は変動しますが、想像以上に電気代はかかりません。メーカー別に2018年最新の空気清浄機で電気代を比較してみましょう。

空気清浄機1ヵ月つけっぱなしの電気代を調査

一般的な空気清浄機は、空気清浄機の適用床面積で16畳前後が多いですが、近年は23~25畳程度のものが中心になっています。そこで適用床面積が23畳~25畳の製品を対象に電気代を比較してみましょう。

項目 シャープ
KI-JP100
パナソニック
F-VXR55
ダイキン
MCK55V
空気清浄時の適用床面積 ~23畳 ~25畳 ~25畳
消費電力(標準または中) 44W 8.0W 17.0W
24時間つけっぱなしの電気代 28.5円 5.1円 11.0円
1ヵ月(30日)つけっぱなしの電気代 855円 153円 330円
1年(365日)つけっぱなしの電気代 110,260円 1,836円 3,960円

空気清浄機の「適用床面積」という記載は、タバコ5本分の煙の成分を30分で浄化できる面積を示します。実際には部屋に家具も置いてあるので、適用床面積の半分くらいの広さを目安にすると良いと言われています。~23畳の場合なら11.5畳、~25畳なら12.5畳が目安となります。

1ヵ月の電気代を比較すると、パナソニックが一歩リードしており、シャープはダイキンの倍以上の電気代がかかることがわかります。しかし、家電として見た場合、エアコンよりも安く電気代が高すぎるというわけではないでしょう。

空気清浄機の除菌方法を比較

シャープ KI-JP100は、自然界にあるものと同じプラズマクラスターイオンを空気中に排出して除菌効果を発揮します。衣類・カーテン・ペットの臭いなども消臭するので業界でも人気があります。

パナソニック F-VXR55は、空気中に水に包まれたイオンのnanoe(ナノイー)を放出して除菌します。保湿などの美容効果も期待できるので、人気と注目を集めている商品です。シャープとパナソニックは独自のイオンを放出するのに対し、ダイキン MCK55Vは、空気清浄機内部で吸いこんだ空気に対して、ストリーマ(光速ストリーマまたは吸入型除菌)で除菌します。

空気清浄機を選ぶときは、継続運転したときの電気代、除菌方法に加え、運転中の音やその他の機能も比較することがおすすめです。

空気清浄機の効果的な使い方

空気清浄機は、空気を吸い込んで清浄効果を発揮するので、空気の動きがないところでは本来の性能を発揮しにくい家電です。そこで、空気清浄機が電気代以上に効率的になる使い方を紹介します。どのメーカーの空気清浄機にも効果を発揮できる方法なのでぜひ参考にしてくださいね。

部屋の広いスペースに設置するのがベスト

空気清浄機は部屋の中でも、なるべく家具や障害物がない広いスペースに置くことがおすすめです。吸気口から空気をたっぷり吸うことで最大限に清浄効果を発揮するので、空気が停滞しない場所に置くことがベストといえます。

吸気口の向きも壁や窓に向かって置くのではなく、できる限り障害物がない部屋の中央に向かって置くと、より一層空気を清浄しやすくなります。もしも空気清浄機を置く場所がないときは、エアコンや扇風機で空気の流れをサポートしてあげると、汚れた空気を取り込みやすくなります。

出入口付近への設置もおすすめ

空気清浄機は空気中の汚れやウイルスなどを吸い込むため、空気の動きがある場所に置くと効率的に使うことができます。部屋の出入り口付近や玄関は常に人の出入りがあるので、常に舞い上がった汚れや花粉をキャッチできます。特に花粉の季節は、玄関で全て清浄してもらうように置き場所を変えるのも良い方法です。

24時間稼働させる方が効率的

空気清浄機はこまめに入り切りさせるよりも、24時間稼働させる方が空気清浄効果を発揮します。よく、くしゃみや咳を伴う風邪を引いたときだけ電源を入れたり、花粉の季節だけ、インフルエンザの季節だけ、という使い方をするケースがありますが、安定的に室内の空気を浄化することにはなりません。

室内全体の空気を浄化して、その状態を維持するためには一定の時間がかかるので、やはり24時間稼働でつけっぱなしにしておくことが良いのです。1ヵ月当たりの電気代も153円~855円と最大でも1,000円までかかりません。自動運転機能がある機種なら、常に自動運転させておくことで電気代の節約にもなるでしょう。

こまめなフィルター掃除が電気代節約になる!

空気清浄機を24時間つけっぱなしでフル稼働させる場合、フィルターは汚れやすくなるのでこまめな掃除をしてください。フィルターを掃除しないでいると、フィルターの目に汚れが入り込み、最悪の場合つまってしまいます。そうなれば空気を浄化できないばかりか、がんばって空気を吸い込もうとするために電気代も高くなってしまいます。

汚れた部分にカビや菌が繁殖すれば、空気清浄機がばい菌をまき散らすことにもなりかねません。24時間フル稼働させる場合は、せめて2週間に1回程度のフィルター清掃を行い、メーカーが推奨している交換時期を目安にフィルター交換もしっかり行いましょう。

空気清浄機の電気代を安くするなら選び方が重要

空気清浄機を1ヵ月つけっぱなしにしたときの電気代は、平均して400円ほどです。他のメーカーも含めると300円台といったところでしょう。空気清浄機の1ヵ月当たりの電気代をもっと安くしたい場合、さまざまなメーカーの空気清浄機の消費電力を比較して、電気代の安さを重視したモデルを購入することが重要です。

今回比較したシャープ・パナソニック・ダイキンの3社では、1ヵ月つけっぱなしにしたときの電気代は、最大で700円もの差があります。各メーカーでは、イオン放出や除菌機能などの付加機能で差をつけるか、電気代がとにかく安く済むことをメインにするなど、それぞれ特長が異なるモデルが印象的でした。電気代を中心に考えるなら省エネ設計の空気清浄機を選ぶことが最も重要となります。

さらに電気代をスマートにしたい場合は、契約する電力会社を変更することも検討してみてください。電力自由化に伴い電力会社を自分で選べるようになったので、ライフスタイル合うプラン、ポイントプログラムやその他の特典が利用しやすいなど、電気代が総合的に安くなる電力会社に乗り換えてみることも良い方法です。

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