電力自由化で安くなるものは、電気代だけではありません。利用する業者によって、ガス代や、ガソリン代、ケーブルテレビの料金、ネット代(光回線やプロバイダー)、スマートフォンや携帯電話の料金まで安くなります。
ここでは、電力自由化で「光熱費や通信費を安くする方法」について、詳しく説明しましょう。
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電力自由化で、光熱費を安くする方法
電力自由化は、電気代以外の光熱費も安くなります。各ガス会社は、2016年より「電気小売り事業者」としてもサービスを開始し、ガス代と電気代の利用で「セット割引」を提供します。
須賀川ガス | 静岡ガス&パワー |
北海道ガス | 大阪ガス |
西部ガス | 東邦ガス |
電力自由化では、電気代が平均「5%〜6%」安くなりますが、セット割が適用されれば電気代だけでなく「ガス代と電気代の両方」が安くなります。
また、ガス会社によっては、プロバイダーやその他通信サービス(パソコンのプロバイダーやケーブルテレビ等)との「トリプル割」を提供するなど、各社、特色のあるサービスをスタートさせます。
電力自由化で、ネット通信費を安くする方法
電力自由化では、ケイ・オプティコムやジュピターテレコム、KDDIなどの大手通信会社が「電気小売業者」としての参入を予定しています。
また、SoftBank(ソフトバンク)などの通信会社も「ソフトバンク光」などの、光回線サービスを展開しており、電力自由化についても「電気の小売り業」をスタートさせます。
ケイ・オプティコム | ジュピターテレコム |
KDDI | ソフトバンク |
通信会社の契約は、ネット通信費やスマホ代を「トリプルで割引」するなど、通信費の節約には、欠かせないサービスを行っています。
メモ:ケイ・オプティコムは、関西電力の子会社だった…!?
ケイ・オプティコムは、eo光のイメージが強く「通信会社」として広く知られています。しかし、ケイ・オプティコム自体は、関西電力系列の子会社が運営しているため(通信会社ではなく)通信会社ではなく、電力系事業者としても分類できます。関西電力系のサービスを利用中の方は、eo光との組み合わせを検討しても良いでしょう。
ソフトバンクとauの例|ネット通信費・電話・電気代が安くなる!
携帯電話と光回線の利用料、電気をトリプル契約することで「電話・光回線の費用・電気代」の3つに、割引が適用されます。
家族で、携帯やスマホのキャリア(電話会社の種別)をまとめておけば、電気代だけでなく、電話代を含めた「通信費全体が安く」なるのです。「月々の通信料やスマホ代が高い」という方は、電気との「セット割」に申し込んでみましょう。
また、auを運営するKDDIでも、スマホ代と電気代のセット割が適用されます。電気代に応じて還元率は異なりますが、毎月5%相当のポイントが「au WALLET」と呼ばれる「電子マネー」に還元されるのでお得です。
その他にも、各通信業者は、以下のような割引サービスを実施しています。
企業名 | サービスの内容 |
---|---|
ケイ・オプティコム | 通常の料金プランのほか「eo光」とのセット割プランが利用できる。 |
KDDI | auとのセット割で、電気代とスマホ料金が安くなる(※ 詳細は、記事の後半で詳しく説明)。 |
ジュピターテレコム | 通常の料金プランのほか、ケーブルテレビとのセット割を実施。auスマートバリュープランとの併用もできるので、さらに還元率が高くなる。 |
ジュピターテレコムの例|ケーブルテレビの料金が安くなる
ジュピターテレコムは「ケーブルテレビの事業者」として、テレビやパソコン、スマホで見られるコンテンツ提供のほか、電気の小売り事業者としてもサービスを展開しています。
通常の電気料金プランでは、最大10%の割引が受けられるほか、ケーブルテレビ契約との併用で、セット割も適用されます。
現在、ケーブルテレビを利用中の方は、ジュピターテレコムのセット割りを活用しましょう。
電力自由化で、月々のスマホ代・携帯代を安くする方法
ソフトバンクのほか、auなどの事業者も、電力自由化に新規参入をしています。ただし、NTTdocomoについては「独自の電力供給サービス」は計画していません。
NTTdocomoは、関西電力や東京電力など「複数の事業者」と協力し、新たなサービスを開始しようとしています。
まだ、詳しいサービスや内容は決まっていませんが、NTTdocomoの、今後の動向に大きな注目が集まっています。
気をつけたいのは「縛り」と呼ばれる、契約期間の問題!
私たちが最も気をつけたいのは、契約期間についてです。携帯電話やスマートフォンをお使いの方ならご存じの通り、契約には「縛り」期間が存在します。
例えば「2年縛り」の契約なら、2年以内の解約はできない決まりになっています。もし、2年以内に解約してしまうと「契約解除料」が発生してしまうので、お得ではありません…。
契約をする前に「契約期間は、どうなっているのか」縛りについて、確認をしておきましょう。また、万が一解約した場合は、契約解除料がいくら掛かるのかも、合わせてチェックしておいてください。
まとめ: セット割なら「光熱費や通信費」まで、安くなる!
いかがでしたか? 電力自由化では、電気代と合わせて、ネット料金やスマホ代、ケーブルテレビなどの料金まで割引の適用を受けます。これからは、利用頻度の高いサービス(事業者)を選択し、電気料金やプランの乗り換えについて検討してみましょう。
なお、電気と電話代の割引については、以下の記事でも詳しく説明をしています。ぜひ、本記事と合わせてご覧ください!