電力自由化の契約切り替えは、特別な装置を購入したり、来店で手続きをする必要はありません。多くの事業者はネットで申込を受け付けており、パソコンやスマートフォン、携帯電話から乗り換え手続きが完了します。
ここでは、ネットを使った方法を中心にして「契約切替の大まかな流れ」を説明しましょう。
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契約切替は、ネットからカンタンに手続きできる!
各社のプランやサービスをチェックし「切替したい事業者」がいたら、切替手続きを始めましょう。
切替は、電話や窓口のほか、インターネットから手続きが行えます。最も便利なのはインターネット申込で、営業時間を気にすることなく「好きな時間」に申込ができるので便利です。
また、現在契約中の電気事業者には、新規契約先が解約手続きをすることは可能です(※ 利用者の同意に基づいて実施される)。ネットだけで申込+解約が済んでしまうので、普段忙しい方は「ネット申込」を利用しましょう。
切替には、本人確認書類と特定番号が必要
契約の切替には、以下の書類が必要になります。申し込む前にチェックしてみてください。
✓ 現在契約している、電気事業者の名前 |
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✓ 現在契約している、電気料金の「お客様番号」 |
✓ 22ケタの供給地点特定番号(検針票に記載) |
✓ 本人確認書類 |
本人確認書類は、現住所の分かる運転免許証や保険証を用意してください。もしくは、パスポートや住基カードでも構いません。
お客様番号と供給地点特定番号は、検針票や毎月受取「電気料金の明細」に書かれているはずですが、不明な点は、現在契約中の電力会社に問い合わせをすれば確認可能です。このほか「いつから切替をしたいのか?」切替希望日を決めておきましょう。
契約切替|申込〜サービス開始までの流れ
前項で説明したとおり、電気事業者を変える場合は「切替の手続き」が必要です。
① 切替予定の事業者に「契約」の申込をする |
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② スマートメーターが未設置の場合、設置の手続きをする |
③ 契約に基づき、切替スタート(2016年4月以降) |
契約の切替は、どのように行われるのか、申込からサービス開始まで、一連の流れを見てみましょう。
① 切替予定の事業者に「契約」の申込をする
ネット・電話・窓口のいずれかで、契約申込を行います。最も便利なのはインターネット申込で、スマホやパソコン、携帯電話から申込ができます。
店舗で契約をする場合は「契約に必要な書類」を確かめてから、来店しましょう(※ 本記事前半を参照)。
② スマートメーターが未設置の場合、設置の手続きをする
スマートメーターが設置されていない場合は、旧いメーターと新しいメーター(スマートメーター)に交換する必要があります。
スマートメーターは、検針の必要が無い次世代の検針機器です。30分毎に電力使用量が分かるので、電気料金だけでなく、省エネに関するデータ測定や診断も、カンタン測定できます。
スマートメーター設置は、原則無料ですが、事業者によっては設置工事代や手数料が必要な場合があります。契約をする前に、スマートメーター設置費用について、必ず確認を行ってください。
なお、設置に伴い(工事中は)10分〜15分程度、電気が停まる可能性があります。工事の前に「停電しないかどうか」合わせて確認しておきましょう。
③ 契約に基づき、切替スタート(2016年4月以降)
切替日は一斉ではなく、各契約者の申込日や契約内容によってバラバラです。また、スマートメーター設置が混み合う場合は、契約開始までに時間が掛かる可能性があります。切替(プラン変更)を急ぎたい方は、できるだけ早めに申込をしましょう。
ただし、各社の料金やサービス内容を良く比較してから、契約手続きを進めてください。確認をしないまま契約をしてしまうと、この先「他の事業者の方がサービスが良かった等」後悔する可能性があります。
まずは、お住まいの地域で「利用できる事業者」を探し、各プランや料金体系をしっかり比較してみてください。
メモ:信頼できる事業者かどうか、カンタンに調べる方法
信頼できる事業者かどうかは、経済産業省「資源エネルギー庁」のサイトで、確認できます。以下のページには、登録済の小売電気事業者です。リストにない事業者があれば、未登録業者なので注意しましょう。切り替えの際は、必ず「登録業者」と契約を結んでください。
登録小売電気事業者一覧/経済産業省「資源エネルギー庁」
まとめ:ネットで切替をすると、手続きがスムーズ!
いかがでしたか? インターネットで申込をすれば、切替手続きはスムーズに完結します。普段忙しい方は、今お使いのスマホやパソコンを使って、新しい契約プランに切替をしてみてください。