「セット割」プランとは、電気とスマートフォンを合わせて購入すると、割引が適用されるサービスを指します。ここでは、電力自由化で携帯代やスマホ代などの「電話代を節約する方法」について説明します。
電気代はもちろん、電話代や通信費を抑えたい方は、参考にしてみてください。
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電気とスマホをセット購入すると、電気代+通信費が安くなる
電力自由化で安くなるのは、電気代だけではありません。通信会社で契約をすれば、スマホや携帯の代金が安くなるのです。
携帯電話やスマートフォンの通信費が高いことから、多くの方が頭を抱えています。このため、格安SIMなどに移行する方も多いのですが、最近は「電気代とスマホをセット購入」するのが、大きなトレンドになっています。
日本の携帯大手ソフトバンクやau(KDDI)は、電気とスマホのセット購入で通信費が安くなるプランを提供しています。
しかし、最も電気料金がお得になるのは「電気+スマホ+光回線」の組み合わせです。
ソフトバンクは、スマホや携帯電話だけでなく、光回線の事業者としてもサービスを提供しています。また、2016年4月からは「ソフトバンクでんき」のサービスを開始し、トリプル割(3重の割引)プランをスタートさせます。
同様にauでも「電気+スマホ+光回線」のセット割で、電気料金に応じた割引(キャッシュバック)を実施します。
既に(電力自由化がスタートする前から)光回線とスマホの「セット割」に乗り換えた方は多いです。ただ「電気+スマホ+光回線」のトリプル割にすると、割引率やキャッシュバック還元率は、より高く、お得になります。
事項では「どのくらい電気代が節約できるのか」さらに詳しいキャッシュバックや還元の仕組みを説明しましょう。
メモ:docomoは、スマホと電気のセット割は無し…?
通信大手のNTTは、docomoでの「電気+スマホ」割引については、未だ未発表です(2016年3月8日現在)。しかし、電力会社大手の東京電力、関西電力との提携を記者発表しており、今後は複数の電力会社と共同で「新たな電気事業サービスを開発」することが予定されています。
将来的には、ドコモだけで無く、NTTの通信全体に割引やキャッシュバックが適用される可能性は十分あります。
セット割のトレンドは、電気+スマホ+光回線の「トリプル」型が主流に!
トリプル割では「電気とスマホ、光回線をセット」で申込むことで、大幅な割引が受けられます。ソフトバンクとauを例に、説明しましょう。
ソフトバンクは、トリプルでお得な「おうち割光セット」が人気
ソフトバンクの「トリプル割」では、電気料金1,000円ごとに5ポイント分のキャッシュバックがあるほか、電気のプランに応じて、月額料金から100円〜300円の割引を行います。また、スマホの利用に関しても、契約1〜2年目は「月額1,852円」の割引、3年目以降は「月額934円」の割引が受けられます。
貯まったポイントは、TポイントやPontaポイントにも交換できるので、電気や電話代だけでなく、毎日の買い物にも共通ポイントサービスや電子マネーが活用できます。
au は、CMでおなじみ「auひかり+auスマートバリュー」が人気
auの電気料金は、3段階の割引制度を設けています。これは「電気料金が高くなれば、その分電気の割引率が高くなる」仕組みです。
5,000円未満 | 1%のキャッシュバック |
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5000円〜7999円まで | 3%のキャッシュバック |
8000円以上 | 5%のキャッシュバック |
ここで、キャッシュバックされるポイントは 「au WALLET」と呼ばれる電子マネーにチャージされ、現金の代わりに利用できます。
au WALLETには、マスターカードの機能が付帯しており、全世界のマスターカード加盟店で利用できるのも、大きな魅力です。クレジットカードを持っていない方も「au WALLET」さえあればカード決済ができるので便利です。
電気代でポイントを貯めて、ショッピングやレジャーに「au WALLET」を活用しましょう。
メモ:au WALLETは、クレジットカードとして機能する
au WALLETは「MasterCard」クレジットカードとして機能するカードです。海外旅行でも、au WLLETがあれば、ショッピングやレストランで、カード決済が利用できます。
ただし、通常のマスターカードで決済できるサービスでも、au WALLETのみ「一部使えないサービス」があるので注意しましょう。
例えば、月々の通信費や光熱費の支払い(固定・課金料金)に、au WALLETを登録することはできません。また、電子マネーのチャージや保険料の支払い、カーシェアリングの保証にも、カード決済ができないので注意しましょう。
どのセット割りを選ぶかは、家族の人数やスマホの種類によって変わる
トリプル割は、家族の人数や使用するスマホの種類によって「お得度」は変わってきます。
例えば、電気とスマホ、光通信の割引率を分析すると、ソフトバンクは電気使用量が多く、月々のスマホ通信料の高い方にとって「割引率とキャッシュバック率」の高いサービスを設定しています。
また、auは通信料や電気使用量の少ない方にも、割引率とキャッシュバック還元率が良いサービスを提供しています。
半年〜1年のサイクルで、料金プランはどんどん変わっていく!
サービスの発展はめざましく、今後は、新しいスマートフォンやタブレット端末との組み合わせや、光回線の組み合わせによって、料金プランもどんどん変わっていくことでしょう。
ここでは、ソフトバンクとauを取り上げましたが、今後「docomo」が電気事業に参入をすれば、トリプル割の携帯やキャッシュバックの仕組みは、新たな時代を迎えるはずです。
各事業者の「新規キャンペーン」や入会特典は、こまめにチェックし、お得な情報は、見逃さないようにしましょう。