電気代は2016年に開始された電力自由化により、個人でも料金プランの見直しができるようになりました。参入する新電力会社の数は多く、これから見直す方もすでに乗り換えた方も今よりさらにお得な料金プランを探すことができます。見直しするときに役立つ比較方法と、実際の変更方法を解説します。
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料金プランの見直しは年間数万円も電気代を安くできる
基本料金から電気料金が安くなる!見直しで電気代が安くなる仕組み
電気の小売りの自由化が始まって以来、個人宅でも電力会社や料金プランを選べるようになり、電気代の見直しは身近なものへと変化しています。電力自由化で最も注目されているのは電気代を安くできることで、家族構成や使用電力量によって年間数万円も安くなる方もいます。プランも多種多様で、基本料金が無料のプランや他の契約とセットで割引になるプランなども人気です。
電気の使い方は個人差がありますね。使用する家電でも電気料金は違ってきます。ライフスタイルに合う料金プランを選択すると、自分には不要な料金部分を省けるようになり、電気代を安く抑えることにつながるのです。使用電力量や基本料金の有無、そのほかさまざまな条件で料金プランを探してみてください。最もメリットが大きくなるプランを契約すれば、電気代の見直しは大成功だといえるでしょう。
では、自分に合う料金プランはどうやって探せば良いでしょうか。まずはどんな料金プランがあるのか知りたいですよね。現在の電気料金の金額がどれくらい安くなると理想的なのかも含めて、次では、具体的な電気代の見直し方法を紹介します。
電気代の見直しは電気料金比較サイトが便利!電気の変更方法も解説
電気を見直すときは、電気料金プラン比較サイトの活用が便利です。電力自由化後の料金プランは膨大な数に増えているので、1社ずつチェックするより検索と比較ができる比較サイトの利用が簡単です。新電力には個性的なプランも多いので、じっくり見てみてくださいね。比較サイトを使うときのちょっとしたコツも紹介します。
比較表で電気料金とサービスをチェック!電気代の見直しは料金+αで
電気料金プランは、基本料金と使用電力量の組み合わせで比較でき、基本料金が無料のプランの場合は電力量単価や契約アンペア数などを含めて比較します。こうした料金プランの詳細情報を比較できるのが、比較表です。比較表には、料金以外のことも記載されており、例えば、ポイント還元や割引率なども記載されています。【比較表の詳細についてはこちら】
付帯サービスには、電力会社の系統や得意分野によるものが多く、電気代・ガソリン代・ネット回線代などの割引や、独自ポイントまたは共通ポイントの還元、キャッシュバックなどがあります。自分にとって最もメリットが大きくなるものを選択すると良く、電気代の安さ+α(アルファ)で選ぶことがコツです。
電力会社の変更方法とは?電気代の見直しで必要な手続きを解説
乗り換えたい電力会社が決まったら、電気契約の変更が必要です。ほとんどの電力会社では、料金プラン比較サイトからリンクを辿って申込みできます。比較サイトを介さずに公式ページから申込むこともできますが、比較サイト経由の方がキャンペーン利用時には有利でしょう。準備するものは次の通りです。3種類ありますが、すべて使用電力量のお知らせという検針票に記載されています。
- 使用電力量のお知らせ
- お客様番号
- 供給地点番号(22桁)
申し込み画面から、個人情報やお客様番号などの必要事項を入力して送信します。手続きそのものはこれで完了となり、およそ5分もあれば十分な内容です。申し込みが受理されると、電気の供給開始についての通知が届きます。通知が届くまでは平均1週間前後と言われていますが、もう少しかかることもあるので遅れても少し待ってみましょう。
電気の乗り換えが初めての方にはスマートメーターへの交換が必要で、通常のアナログ電気メーターからデジタル電気メーターに切り替えます。このメーター交換には費用がかからず、工事のために停電することもないので安心してくださいね。スマートメーターへの切り替えが済んだら、あとは供給開始日を待ち、供給開始となれば切り替えが完了します。
電気代を見直して良かった!満足度が高い人気の電気会社ランキング
実際に電気代を見直してみると、電気代の安さを実感できて乗り換えて良かったという方が多いようです。さまざまな新電力会社のうち、満足度が高い人気の電気会社をランキングにしてみました。どんな電気会社が支持を集めているのか一緒に見ていきましょう。
満足度1位は東京ガス!電気代の見直しでガス会社のプランが人気
数ある新電力会社のうち、顧客満足度1位に輝いたのは東京ガスです。ガス会社の電気料金プランが人気というのも、少し不思議な感覚になりますね。東京ガスの電気料金プランは、東京電力の従量電灯Bに相当するプランがずっとも電気1S、同じ従量電灯Bに相当するプランの中でも使用電力量が多い方向け(30A~60A契約)のずっとも電気1があります。
東京ガスのずっともガスとのセット割引も利用でき、電気料金1,000円あたり15ポイントのパッチョポイントがもらえます。還元率は1.5%還元となり、貯めたポイントはさまざまな共通ポイントと交換できることが最大の強みです。2017年度JCSI(日本版顧客満足度指数)第6回調査でも電力小売り部門で顧客満足1位を獲得するなど、多くの利用者から支持を集めていることがわかります。
2位は中部電力 カテエネで、電気料金200円につき1ポイントがもらえます。貯めたポイントは電気料金の支払いに使えるほか、カテエネ経由の提携ショップでの買い物でも1.0~3.0%の還元率でポイントが貯まるところにも注目が集まっています。3位は大手企業との提携が多い東京電力エナジーパートナーがランクインして、安定感のある供給と実績が支持されているようです。
電気代の見直しでプラン変更後の満足度は高い!不満はわずか約3.0%
資源エネルギー庁「電力自由化に関するWEBアンケート調査(第4回)」によると、2017年4月の調査の時点で、電気代の見直しでプラン変更した人の満足度は非常に高く、不満はわずか約3.0%と発表されています。その中でも満足している方は64.2%にもなり、電気料金プランを変更して良かったと感じる人が多いことがわかります。
従来の既存電力会社との契約では、一定のエリアに住む方は管轄の電力会社に契約することが普通でした。しかし電力自由化後は、既存電力会社の管轄外の方でも自由に契約できるようになり、本当に自分のライフスタイルにマッチするプランを選べるようになったことが満足度の高さにつながっているようです。
今後も電気料金の値上げが続いたとしても、今までと同じくらいの電気代か、少し安くできる料金プランに乗り換えることで、上手にやりくりしていきたいですね。
電気代はプランの見直しで安くなる!好相性なら年間数万円もお得に
電気代は電気料金プランの見直しで、現状よりも安い金額にすることができ、ポイントや割引などでもっとお得に利用できるものです。使用する電力量が少なくても多くても、多様な料金プランがありますので、一度、電気料金プランの変更を検討してみてはいかがでしょうか。
いきなり契約を変更しなくとも、比較サイトでシミュレーションしてみることがおすすめです。現状の電気代と比べてどのくらい安くなるのか、年間で考えると意外と大きい金額になることもあるんですよ。月あたり20,000円ほどの電気代を支払っている方の場合、年間でざっと24万円の電気代ですが、20万円を切るほど安くなるプランも実際にあります。
実際に年間50,000万円も安くなるとしたら、電気料金プランの変更を考えない理由はないといえますね。新しい料金プランも続々と登場しているので、いくつかの比較サイトを利用して電気代の見直しをしてみましょう。