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二世帯住宅の平均電気代と電気を別契約するメリットを解説

二世帯住宅の方は電気代について、いくつもの疑問を抱いている方もいるのではないでしょうか。電気代を支払うのは誰か、メーターは一緒がいいのか別がいいのか、電力会社の乗換えにはどう対応すればいいのかなど、二世帯住宅で気になる疑問について見ていきましょう。

二世帯住宅の電気代、平均2万円以上!オール電化はそれ以上!

二世帯住宅の電気代は一括請求だと少し高いが基本料金を節約できる

二世帯住宅の場合、電気代はいくらかかるでしょうか。単純に考えて電気契約2つ分の基本料金がかかり、同居人数によっても電気代が高くなる傾向です。例えば、五人家族の方が両親と二世帯住宅にした場合、五人家族世帯で15,000円、両親の分で5,000~6,000円と、二世帯住宅では平均約20,000円の電気代がかかります。オール電化なら二世帯合計で約30,000円と考えて良いでしょう。

電気代が世帯別々の契約の場合は基本料金も別々に請求され、一括請求の場合は契約アンペア数が大きくなるものの基本料金が1契約になる分少し安くなります。一口に二世帯住宅と言っても、電気代はメーターが1つの一括請求の場合と、メーターが2つで完全分離型二世帯住宅では電気代総額も支払者も違います。

電気を世帯別に契約する場合は、それぞれで使用した分の電気代が発生して、自分たちで支払う必要が出てきます。その代わり相手世帯に迷惑をかけることもありません。電気メーターを1つにして一括請求にした場合、基本料金部分のほかにどのようなメリットがあるのか一緒に見ていきましょう。

電気代が一緒の二世帯住宅のメリットは気兼ねなく使えること

二世帯住宅の電気契約が1つで一括請求にしている場合、電気代は二世帯分になるので通常より高くなります。家庭によっては支払いを折半することもあり、各家庭で電気代の扱いは異なるようです。電気契約が1つの二世帯住宅は、契約アンペア数も大きくなります。契約アンペア数が大きいということは、1度に使える電気が多いということなので、気兼ねなく電気を使えるようになります。

二世帯住宅で電気契約を1つにするメリットは、電気を気兼ねなく使えることにあり、エアコンと洗濯機とドライヤーと炊飯器の同時使用でも、問題なく使えることです。親世帯と子供世帯で多少ライフスタイルが違っても、それぞれにしっくりくる家電を遠慮なく使うことができます。

電気代を分けたい!二世帯住宅の電気メーター分割工事の費用は?

二世帯住宅で電気の悩みと言えば、一括請求にしている電気代を別々にしたい悩みがダントツです。電気代の支払いだけの問題ではなく、後々どちらかの住まいを賃貸にしたいなどの事情も含まれています。二世帯住宅の電気メーター分割工事と別契約のメリットなど見ていきましょう。

二世帯住宅で電気代を別契約にするメリットとは?

電気料金のメーターを分けると、電気契約も別契約になります。基本料金が二重になり損をすると感じる方もいますが、一概にそうともいえないものがあります。電気料金のメーターを別にするメリットには次のようなものがあります。

電気メーターを別にするメリット
契約アンペア数 契約アンペア数が下がり基本料金をそれぞれ安くできる
使用電力量 お互いに気兼ねなく使用でき、反対に節約もできる
電力会社の変更 それぞれのライフスタイルに合わせた電力会社を選べる
賃貸の有無 親世帯がいなくなったときに、賃貸に出す場合でも使いやすい

契約する電力会社が3段階料金を採用している場合、使用電力量が多くなるほど電力量単価が高くなってしまいます。その点、別契約なら高くても第2段階料金の範囲で抑えることができ、トータルの電気代も安く抑えることができますね。電力会社の変更も別々にできることや、親世帯がいなくなった後のことも考えると、二世帯住宅でも電気メーターは別の方がメリットも多くなるでしょう。

二世帯住宅の電気代、電気メーターを分けた方が満足度は高い!

住宅メーカー大手のセキスイハイムの二世帯住宅では、実際の電気代や電気メーターを分けた方が満足度が高いアンケート結果を発表しています。生活空間の中ではキッチンや浴室も別々にする方が二世帯住宅での満足度が高くなる傾向です。

後々は親世帯の生活費を子供世帯が負担するとしても、はじめから一緒にするよりも別々にする方がお互いのプライバシーを優先できるというメリットもあるようです。

二世帯住宅で電気代を別にする電気メーター分割工事費用は約20万

電気メーターが一緒の二世帯住宅で、電気メーターを別々にするには、電気メーター分割工事が必要です。各二世帯住宅の設計状況にもよりますが、分電盤や子メーターなどの設備が必要になり、設備費用と工事費用の合計で10~20万円くらいが相場だといわれています。

これから二世帯住宅を建てるところなら、約20万円の予算の上乗せで済むと考えることができますね。すでに二世帯住宅を建ててしまった後か、これから建てるかによって費用が異なるので、業者に問い合わせしてみてください。業者を特に決めていない場合は、複数の業者に見積もりを依頼して比較検討することをおすすめします。

すでに二世帯住宅を建ててしまった状態で、世帯別の電気契約をしたい場合は別途条件が必要です。条件をクリアできれば特にリフォームせずに電気の別契約が可能です。どのような条件があるのかチェックしてみましょう。

二世帯住宅で電気代を世帯別別契約にするときの条件

二世帯住宅を建てた後ですでに同居を開始している場合、住んでみて電気代を別にした方が良いと感じることもありますね。世帯ごとに電気契約をするには子メーターの取り付けがおすすめで、二世帯住宅に取り付ける場合はいくつかの条件のクリアが必要です。子メーターはアパートなどで使用されているメーターで、個々の使用量を把握できるメーターです。

  • 各戸ごとに直接屋外から出入りできる出入口が1ヶ所以上あること。
  • 各戸間が壁などで明確に区別され、直接通じる出入口がないこと。
  • 各戸で台所やトイレなど日常生活で必要な設備があること。
  • 各戸の屋内配線がそれぞれ分離していて交わらないこと。
  • 共同設備がないこと。
  • 別契約にすることを希望していること。

同じ屋根の下に住んでいても、アパートのようにプライベート空間を確保して、直接通じる出入口がない状態があれば、電気を各世帯で別契約可能と解釈できますね。子メーターの取り付けは、電気工事会社に取り付けの相談や依頼が必要となり、実施している二世帯住宅の方もいます。

もちろん子メーターの取り付け後は、契約アンペア数も変更することができるので、同一契約で一括請求のときよりも電力会社選びや電気の使い方も自由にできるようになります。

新築時・リフォーム時に二世帯住宅でも別メーターにするか検討しよう

二世帯住宅を新築するときや、これから二世帯住宅にリフォームしようとするときは、電気メーターを別々にするかしっかり検討することがおすすめです。両親の1ヶ月の電気代が数千円程度だから同一メーターで良いという考えではなく、電力会社を自由に選べることやどこまで電気代を節約したいかなど、さまざまなことを想定して検討することが必要です。

電力会社を乗り換えるとしても、決定権は誰が持つのか、どんなメリットを重視するのかも視野に入れる必要があるでしょう。電気の使い方、電気料金の支払い、メーターを一緒にするか別々にするかなどは、二世帯住宅の新築時かリフォーム時にしっかりと話し合って、契約する電力会社についても情報を集めることがおすすめです。

電気代・メーター別なら二世帯住宅でも電力会社乗り換えが可能

電気代を今より安くしたい!という方は、二世帯住宅の場合でも電力会社の乗り換えを検討してみましょう。電力自由化により非常に多くの電力会社が小売りを始めており、電気料金プランも多様なプランがあります。二世帯住宅に合う、魅力的な電気料金を見つけるためにも電力会社の乗換えについて見ていきましょう。

二世帯住宅でも電気代・メーター別なら電力会社乗り換えで節電

電力会社を自由に選べる電力自由化は、1契約ごとに電力会社を変更することができます。これまで東京電力と契約していた方も、別の電力会社の別の電気料金プランに乗り換えることができるのです。二世帯住宅の方の場合は、電気メーターが別々に設置してあるなら世帯ごとに自由に電力会社を乗り換えることができます。もちろん同一契約のままでも乗り換えることが可能ですよ。

電力会社の乗換えで節電と節約をしたい!という場合、まずは今の電気代と契約アンペア数を調べてみましょう。電気代は「使用電力量のお知らせ」などに記載されて届き、契約アンペア数、使用電力量、電気代の内訳が記されています。一例として現状の電気代が40Aの契約で電気代が20,000円だとしたら、現状よりも月あたり500円以上、年間6,000円以上安くなる電気料金プランを目指してみましょう。一部、新電力会社の電気料金プランの特徴を紹介します。

新電力会社の電気料金プラン
Looopでんき ・基本料金無料
・三段階料金の第二段階料金程度の一律単価が特徴
東京ガス ずっとも電気1S ・ガスとセット契約で電気料金の割引が利用できる
・1,000円あたり15ポイントのパッチョポイントがもらえて、複数の共通ポイントと交換できる
auでんき ・電気料金の1.0%~最大5.0%をWALLETにポイント還元
・電気代とauの請求を1本化できる
楽天でんき ・基本料金無料
・三段階料金の第二段階料金程度の一律単価で使用可能
・ポイント還元とポイント払いができる

電力会社によっては従来の三段階料金以外の電気料金プランがあり、電気を多く使用する場合、使用量が少ない場合にも適したプランを選択できます。このほか、ガスやスマホ、ガソリン、ネット回線などとセット契約することで割引やポイント還元が受けられるプランもあります。世帯人数や使用電力量で節電効果が異なるので、電気料金プラン比較サイトを使ってシミュレーションすることをおすすめします。

電気代とメーター別で二世帯住宅でも各世帯に合う節電ができる!

二世帯住宅の電気メーターを世帯別にすることで、世帯の電気の使い方に合う電気料金プランを選択できるようになります。親世帯で夫婦二人なら使用電力量が少ない家庭向けのプランや、スマホやネット、ガスなどとのセット割引が利用できるものがおすすめです。

子供が小さいまたは複数の子供がいる家庭では、多少電気の使用量が増えても対応可能で、ポイント還元やポイント払いができるプランがおすすめです。三段階料金よりも一律の電力量単価の方が、従量電灯プランと比べて電気代を安く抑えることができますよ。

電気料金プランは各世帯に合わせたプラン選択が重要で、家族構成によりお得が多いプランを選ぶようにしましょう。ポイント還元や割引、事実上のキャッシュバック、その他自分にとって最もメリットが大きくなるプランがベストです。節電・電気代の節約をすることにもきっと貢献することでしょう。

二世帯住宅の電気代は選択肢が増える別契約がおすすめ

二世帯住宅で1つの電気メーターで同一契約の場合、契約アンペア数や使用電力量が大きくなり、どうしても電気代が高くなってしまいます。二世帯分だから仕方ない部分がありますが、電気代は少しでも安い方が良いですよね。電気契約が同一契約の場合、条件をクリアすれば子メーターの設置が可能です。親世帯・子世帯で良く話し合い、世帯別の契約にすることも決しておかしなことではなく、二世帯住宅では良くあることです。

電気代を安くするには、世帯に合わせた料金プランや、使い方に合わせた料金プランへの乗換えが最も有効です。同一契約でなかなか電気代が安くならないときは、思い切って別契約にして自分たちに合う電気料金プランに乗り換えてみましょう。乗り換え後に利用できる割引などの特典も、しっかりチェックしてお得の取りこぼしがないようにしましょう。

電力自由化によりさまざまな電力会社が参入し、電気料金プランもさまざまなものが登場しています。二世帯住宅だからと諦めずに、電気料金プラン比較サイトを複数活用して、自分たちに合う電気料金プランを探してみましょう。今や手作業で比較するのは困難なほど料金プランの選択肢があるので、コレだ!と思えるプランに出会うまで根気よく探すことがおすすめです。

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