電力自由化を知る

引っ越し時の電気使用停止&開始の時期と電気代節約方法


引っ越しをするときは、電気・ガス・水道・ネット回線などのライフラインの停止・開始手続きや、部屋の掃除などで忙しくなります。慌ただしい中でもこれらの手続きは必ず必要なので、なるべく無駄な費用が出ないようにスイッチしたいものです。電気の手続きについて、あらゆる引っ越しシーンで使える方法を紹介します。

あらゆる引っ越しで使える!電気の手続きの仕方

電気使用停止と開始手続きはいつするのがベスト?

引っ越しが決まると身も心も慌ただしくなり、細かいことまで考える余裕が無いように感じますね。ですが電気の使用停止と使用開始のタイミングは、引っ越しが分かったらすぐに考えたい項目です。なるべくタイミングよく切り替えるためには、引っ越し計画を立てることがおすすめです。

引っ越しは荷物の整理や業者の手配、引っ越し先の情報収集のほか、住所変更などの各種手続きが忙しいので、いつに何をするのか順番に紙に書きだして計画を立ててみてください。大まかな計画が立ったら、今度は逆算していつまでに何をしなければならないのか追っていくと、電気使用停止と開始時期が見えてきます。引っ越し時期が繁忙期の春先や初秋と重なる場合も考慮して、電気の手続きは余裕を持った時期に申し込みましょう。

例えば、3月25日に引っ越し先に移動するとしたら、電気は24日付で停止しても問題ありません。この場合は遅く手も1週間前の18日日ごろまでに電気の使用停止を申込みましょう。また、引っ越し先の使用開始手続きは、停止手続きするときに一緒に済ませることで手間が省かれ、該当する住所と使用開始日時を伝えることで完了します。

手続きにあまり時間はかからない

実際の手続きは電話やインターネットで数分程度のものなので、日時を間違えなければすんなり進んでしまいます。引っ越し元・引っ越し先の地域によっては、向こう1か月程度先の日程でも停止・利用の手続きができるケースがあります。

例えば、東京電力提供範囲の「引っ越しの申し込み」を利用すると、現在手続き可能な先の期間を知ることができます。ある程度引っ越し完了日までに余裕があるなら、とても便利に活用できますね。ちなみに東京電力なら1度の申し込みで停止・開始の手続きが完了します。

新電力会社ならインターネットからの手続きが便利

電気の引っ越し手続きは、従来なら契約する電力会社に電話一本で済む簡単なものでした。しかし、2016年より電力自由化がスタートして以降、新電力会社と契約する方も増えていますね。

それに伴い、インターネット上で変更手続きができるようになり、最低でも2営業日以上の余裕ある日程なら、既存電力会社でもインターネットから手続きが可能となっています。また、新電力会社ではネット上から新規契約申し込みできる会社も登場しています。

オンラインから契約可能な新電力会社
Looop(るーぷ)でんき 基本料金0円。Looopアプリで30分毎に料金チェック可能。
HTBエナジー(H.I.S) 大手電力会社より5%安い。
ENEOSでんき 現在は関東エリア限定、ENEOSカード払いでガソリン・灯油・軽油が割引適用。
TOKYO GAS 現在は関東エリア限定、30A以上の契約必須。毎月270円割引になる。
ミツウロコ 電力量料金は3段階。使用量が120kWh以上なら東京電力より割安価格。
丸紅新電力 電力量料金は3段階。プランSはお得を重視プラン。プランGは電気代の一部を森と緑の保全活動に充当。スタジオジブリもコラボする活動に参加できる。
LPIO スタンダードプランならどのアンペア契約でも、電力量料金に関わらず、必ず東京電力より安くなる設定。

東京電力利用中なら引越れんらく帳が便利

東京電力が電力供給する範囲にお住まいの方の場合、「引越れんらく帳」の利用が可能です。引越しれんらく帳は、東京電力の無料インターネットサービスで、電気・ガス・水道の開始と停止の手続きが1度にできるサービスです。

ただ、全国対応はしておらず、中部電力と東北電力の提供範囲のみ手続き可能な状態です。引っ越しを控えた利用者から見れば、一石三鳥の便利なサービスだけに全国展開への期待が高まっています。電気は新電力会社ではなく、既存電力会社がいい!という方で対応エリアの方には、すべてネット上で完結するおすすめなサービスです。

引っ越し時に電気代を節約する方法とは?

荷物の搬出完了時にブレーカーを落とす

引っ越し時に電気代をできるだけ節約するには、引っ越し元の荷物の搬出が完了したとき、または電気を使う掃除が終了したときに分電盤のブレーカーを落としてしまいましょう。フレーカーを落とすことで無駄な電気を使わずに済むようになります。

すでに新電力会社を利用している方なら、スマートメーターは遠隔操作できるので、いつの何時に電気を停止してほしいと、具体的に申し込んでおきましょう。多少アバウトでも、午前・午後のように区切っておけば、その分だけ無駄に電気を使わずに済みますね。

引っ越す部屋の掃除は明るい昼間行う

引っ越し元・引っ越し先の部屋の条件にもよりますが、日当たりが良いなら掃除は昼間のうちに片づけてしまいましょう。水が出れば拭き掃除ができ、またおそうじシートなどを使えば水も使わずに掃除できることがあります。

日中に窓を開けて自然光を取り入れて、手早く掃除してしまう方がみるみる片付いてスッキリできますよ。節約しながら掃除していると思うと、手で床を拭くことも有意義に感じられます。

引っ越し先の新電力会社を比較する

引っ越し先の住所が分かったら、そのエリアに対応している新電力会社をチェックしてみましょう。新電力会社は比較的広範囲にサービスを提供していますが、全国展開するところはまだ少数です。エリアを限定している新電力会社でも、サービス内容がライフスタイルに合致して電気代が安くなるなら引っ越しを機に契約するチャンスです。

また、複数の新電力会社がサービス提供中のエリアなら、展開エリアが広い会社がおすすめです。例えば、携帯キャリア会社が提供する電気なら、再度引っ越しするときもスムーズな手続きができ、携帯代金と電気代が割引になることもありますね。

特典や割引サービスも、自分のライフスタイル上でざっくりシミュレーションしてみて、既存電力会社とどれくらいの差が出るのか比べてみてください。一か月にどれくらいの電気代が節約できるのか、安くなる金額によって選ぶことも良いでしょう。

引っ越しを機に電気代を安くする工夫

引っ越し時は、私物の全てを引っ越し先に移動させるため、照明器具やエアコンなども私物なら荷物として一緒に引っ越ししますね。このとき、照明器具やエアコンの状態をチェックしてみてください。例えば、照明器具は誇りを取り除いたあとに、LEDを使っていたかどうか確認しましょう。もしもLEDを使っていなかった場合は、引っ越しを機にLEDに変更してしまいましょう。

LEDは消費電力が少ないので、その分電気代を節約できますよ。従来品を購入するときよりもLEDの方が若干高いですが、寿命は約10年と言われているのでかなりの節約効果が期待できますね。また、照明器具のうち使用頻度の低いものは処分しましょう。1日の中で1回も使わないような照明器具は、1週間のうち何回使うかわからないものです。特に処分しても困らないものなら、思い切って処分してしまいましょう。

エアコンやその他の家電製品も同様で、使用頻度が低く処分しても困らないものは処分することがおすすめです。消費電力が大きな古い家電は、引っ越しをきっかけに省エネタイプに買い替えることも良いでしょう。

引っ越し時のライフライン契約はガス→電気→水

引っ越しのときに電気を始め、ライフラインを使用停止・使用開始するときは、余裕ある日程で申し込むようにしましょう。2016年からスタートした電力自由化も、引っ越しを機に利用してみてはいかがでしょうか。電力会社の選択は、事実上の電気代の節約につながりますよ。

急な引っ越しだと本当に時間が足りなくなり、慌ただしい中ですべてを手続きしなければなりませんが、そんなときは焦らずに、ライフライン契約の変更はガス→電気→水の順で考えておき、一括で変更できるサービスがあるならぜひ活用するようにしましょう。

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