電力自由化を知る

電力自由化で、料金プランの選択肢が広がっています。従来、電気会社の決めるプランは、選択肢が少なく、受けられるメリットも大きくありませんでした…。 しかし、2016年からは「全210以上の事業者」が電力の小売を行い、新たなサービスをスタートさせます(2016年3月時点の事業者数)。

電力自由化で「料金プラン」の選択肢が広がる!

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電力自由化

電力自由化で、料金プランの選択肢が広がっています。従来、電気会社の決めるプランは、選択肢が少なく、受けられるメリットも大きくありませんでした…。

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しかし、2016年からは「全210以上の事業者」が電力の小売を行い、新たなサービスをスタートさせます(2016年3月時点の事業者数)。

料金プランの選択肢が「どのくらいの数」存在するのか、具体的に説明しましょう。また、電力自由化で変わる「新しい電力派閥」を合わせて紹介したいと思います。

料金プランは「より細かく」それぞれのニーズに合わせて、選べるように…!

これまで「電気料金のプラン」は、自由に動かすことができませんでした。もちろん、自家発電の設備や太陽光発電システムを導入していた方は別ですが、多くの肩にとって「電気代でプラン変更する」というイメージは無かったはずです。

スマホや携帯に例えれば、プランの仕組みは分かりやすくなる…?

家族

これからの電気料金は、携帯電話やスマホのプラン変更をイメージすれば、分かりやすいかもしれません。

例えば、スマートフォンや携帯なら、使用する通信データの量や「どのくらい通話をするか」によって、料金プランが変更できます。また、家族で利用する場合は「家族割」が適用されるなど、セット契約で「安くなる」プランがあるはずです。

2016年の4月以降は、電気代も携帯やスマートフォンのように、自由に「利用するプラン」が選択できます。電気を多く使用されるご家庭では「大容量プラン」を契約し、割引率が大きくなるようにしましょう。

また、普段から留守が多く「あまり電気を使わない」方は、少ない利用量でも、割引率が良いプランを探してみてください。

生活の中で「何を優先するか」によって、選択すべきプランは変わってきます。

料金プランの選び方「何を重視するのか」確認しておこう

料金プランは「何を重視するのか」によって、選択する事業者が変わってきます。例えば、電気代だけでなく「ガス代も安くしたい」という方は、①の「ガス会社」で契約をしましょう。

同様に(下の表)左側の「優先したいこと」から、自分が選ぶべき「事業者の種類」を探してみてください。

「優先したいこと」から、利用する電気事業者を選ぼう!
優先したい項目 事業者の種類
① ガス代を安くしたい ガス会社
② スマホや携帯の料金を安くしたい 通信会社・携帯電話会社
③ なじみのある電気会社のプランが利用したい 従来の電気会社
④ ガソリン代・軽油(灯油)を安くしたい 石油系・燃料系事業者
⑤ 旅行が好きなので、旅行費用を安くしたい 旅行会社
⑥ 光通信やプロバイダー料を安くしたい 通信系会社
⑦ オフィスや店舗で、高圧電力の契約がしたい(電気を多く使う) 大手電気事業者
⑧ 地元の電力事業者で「エネルギーの」地産地消に貢献したい 地元にある事業者
⑨ クリーンで環境にやさしいエネルギーが使いたい クリーンエネルギー系
⑩ 近くのコンビニやスーパーで契約したい コンビニ・小売業系

①〜⑩の項目について、以下で説明しておきましょう。

① ガス代を安くしたい

IH

ガス代を安くしたい方は、ガス会社のプランを契約しましょう。これまで使用していたガス会社があれば、エリア内のガス会社のプランを選び、契約をしてみてください。

ガス会社の多くは、電力会社だけでなく、光通信(プロバイダーも含む)や、ケーブルテレビなど、幅広く事業を展開しています。このため、ガス会社の「セット割」を利用すれば「電気代・ガス代・ネット代」の3つのサービスが、これまで以上に安く利用できます。

手続きの方法は、簡単です。ガス会社に電話をする必要はなく、パソコンやスマホ、携帯電話から申し込めるので便利です。特に、日中忙しい方は、電話や窓口ではなく、インターネット経由で手続きを済ませてください。

② スマホや携帯の料金を安くしたい

スマホ

スマートフォンや携帯電話の料金が「高い!」と感じている方は、多いはずです。電話代や通信料を下げるには、電力自由化を活用しましょう。単身契約でも割引はありますが、家族でまとめて申し込むと、更に割引率は高くなります。

中には、離れて暮らす家族でも「家族割」が適用される場合があります。利用する通信会社は「どのようなプラン」を扱っているのか、チェックしてみましょう。

この場合、電力自由化の特集ページや「比較サイト」を活用すれば、各事業者のプランが一括検索・比較できるので、大変便利です。

③ なじみのある電気会社のプランが利用したい

これまで利用していた電気会社があれば、そのまま継続契約しても構いません。ただし(継続利用する場合も)、料金プランを再確認してください。同じ事業者でも、2016年4月以降は内容を変えて、提供する可能性が高いです。

また、新しいプランも出てきています。2016年から、どのような契約内容に変わるのか、必ず確認するようにしましょう。

メモ:同じ契約のままでも「料金の見直し」は必要!

契約を切り替えるのは、面倒ではありません。ネットを使えば、契約内容の確認は簡単です。例えば、電力自由化の専門サイトでは、今後の「料金シミュレーション」も、わずか数秒で確認できます。ぜひ、便利なツールやサイトを活用してみてください。

④ ガソリン代・軽油(灯油)を安くしたい

ガソリンスタンド

ガソリン代や軽油(灯油)代を安くしたい方は「スタンド系」の事業者で契約をしましょう。私たちが良く知っている、昭和シェル石油や東燃ゼネラル石油、JXエネルギー、新出光でも、電気契約が結べます。

各事業者は、Lあたり3円〜10円の割引を実施します。自動車を使う頻度が多ければ、ぜひ石油系企業のプランで契約を結びましょう。

⑤ 旅行が好きなので、旅行費用を安くしたい

電力自由化で、大きな注目を集めているのが「旅行会社」の電気プランです。みなさんもごぞんじのH.I.S(旅行業者)は「HTBエナジー」の名で、電気の小売り業をスタートさせます。

旅行

海外旅行が2,000円割引になるほか、国内は1,000円の割引が受けられるなど、旅行者にとってうれしい特典が付帯しています(※ ただし、旅行内容によって割引料金は異なる)。

また「5%の割引補償」を設けているので、これまで以上に安くなることは、約束されています。

⑥ 光通信やプロバイダー料を安くしたい

プロバイダー会社の一部は、電気事業者としてサービスを開始します。docomoやNTTの詳細は(2016年3月時点)不明ですが、大手電力会社と提供で、新しい事業を立ち上げると発表しています。

また、通信会社の一部は、ガス会社や電力会社と業務提携し、通信費の割引プランを新しくスタートさせます。ネット使用料を安くしたい方は「通信業者のプラン」を比較・検討してみましょう。

⑦ オフィスや店舗で、高圧電力の契約がしたい(電気を多く使う)

オフィスや事業者で、たくさんの電力を使用される方(経営者・個人事業主の方)は、事業者向けのプランを契約しましょう。高圧電力や「大容量プラン」については、大手電力業者で契約を行ってください。

⑧ 地元の電力事業者で「エネルギーの」地産地消に貢献したい

地産地消

地域活性化を期待される方「地元の企業を応援したい」という方は、地域密着型の事業者で契約を結びましょう。実際に、各都道府県は「エネルギーの地産地消」を目指しています。

地域の発電は、環境に配慮したエネルギーが多く「エコな発電プラン」が利用できます。大手のプランと合わせて、料金やサービスを比較してみましょう。

⑨ クリーンで環境にやさしいエネルギーが使いたい

電力自由化では(これまで以上に)環境にやさしい電力が、利用できます。例えば、大手の電力業者でも「再生可能エネルギー使用プラン」が利用できます(※ FIT電気プラン等)。

環境にやさしいエネルギーを太陽光発電や風力発電という方法だけでなく、二酸化炭素排出量の少ないシステムを選択しましょう。

⑩ 近くのコンビニやスーパーで契約したい

スーパー

コンビニの一部は、電力の小売をスタートさせます。もちろん、コンビニ一社が発電するのではなく、大手電力会社と提携して、新しいサービスをスタートさせます。コンビニやスーパーなど「小売業者のプラン」は、各店舗のポイントサービスと連動しています。

電気代を払う度に、還元やキャッシュバックが受けられるので、一気にポイントが貯められるでしょう。

組み合わせのプランは「まとめて払える」ので、便利!

パソコン

電力自由化で「提携プラン」を契約すると、支払いを一箇所にまとめることが可能です。例えば、ガス会社で契約を結んだ場合、ガス代と電気代を一緒に支払うことができます。

また、電気代とガス代、スマートフォン代、プロバイダー料をまとめた場合(例:ソフトバンクでんき等)、4つのサービスを一度に支払えるので便利です。

クレジットカードで支払えば、還元率が大幅アップ!

支払いをまとめる場合「クレジットカード」で支払いをしましょう。クレジットカードで支払いをすれば、カードの利用ポイントと「電気料金+各サービス」のキャッシュバックがもらえるので、4倍〜5倍以上還元率がアップします。マイルや電子マネー、各種ポイントを貯めている方は、ぜひ実践してみてください。

参考:ポイント還元率が高いお得なクレジットカード比較

まとめ: それぞれの特徴を知って、還元率の高いサービスを選ぼう!

いかがでしたか? 今回は、目的別に「どのサービスを選べば良いか」説明をしました。いくつかのサービスを組み合わせれば、セット料金が適用されるのでお得です。

クーポン

また、現金ではなく「クレジットカードで支払い」をすれば、カードの還元率もプラスされるので、キャッシュバックの割合は高くなります。複数の条件を上手に組み合わせて、自分に合うプランを見つけてください。

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