電力自由化を知る

お得になる電気料金プランを選ぼう!電気代は今より安くできる?


電気料金は携帯電話料金プランのように、自分に最適なプランを選べるようになりました。ですがその一方で電力会社が増えて、多くの電気料金プランの中から、自分に合うプランを選ぶのが難しいケースも増えています。どうやって自分に合うプランを選べば良いのか、具体的な選び方のポイントを解説します。

電気料金プラン選びは何に重点を置くかが重要!比較サイトも活用しよう

家庭の電気料金は、基本料金+1ヵ月に使用した電力量×1kWhの電力量単価で計算されています。電力自由化がスタートしてからは、基本料金の有無、1kWh電力量単価の違い、電気を使う時間帯などの条件により電気代が変動するようになりました。これは契約する電気料金プランによって単価やサービスが異なるからです。

今よりも電気代がお得になるプランを探す場合、家庭で電気料金のどこを重視するかが重要です。電気料金の比較サイトも活用しながら、各電気料金プランを見ていきましょう。

各電気料金プランの1kWhあたりの単価で選ぶ場合

1kWhの電力量単価を調べるときは、従量電灯Bという電気料金プランで見ることが多いです。この「従量電灯」というプランは、24時間同じ単価で、使用量が多くなると単価が段階的にアップする、段階制料金が設定されているものです。そのため、最初の120kWhまで、120~300kWhまで、300kWh以上などのように区切られ、段階的に単価がアップします。

項目 120kWhまで 121~300kWhまで 301kWh以上
北海道電力 23.54円 29.72円 33.37円
(280kW以上)
東北電力 18.24円 24.87円 28.75円
中部電力 20.68円 25.08円 27.97円
東京電力エナジーパートナー 19.52円 26.00円 30.02円
北陸電力 17.52円 21.33円 23.02円
関西電力 19.95円
(16~120kWh)
25.33円 28.76円
中国電力 20.40円
(16~120kWh)
26.96円 29.04円
四国電力 20.00円
(12~120kWh)
26.50円 29.95円
九州電力 19.19円 22.69円 25.63円
沖縄電力 22.53円
(11~120kWh)
27.97円 29.91円

既存電力会社10社で見てみると、最初の120kWhまでは1kWhあたり20円前後でも、最大で約6円の差があります。100kWh使った場合600円も電気代に差が出ると考えると、少しでも安い電気料金プランを選んだほうが良いことが分かります。従量電灯の場合は、このように比較することができます。

基本料金が0円の電気料金プランもある! 基本料金の有無で選ぶ場合

電気料金には基本料金が含まれています。既存電力会社の従量電灯Bでは10A(アンペア)から60Aまで10Aあたり約280円前後で基本料金が設定されています。東京電力の場合だと、10Aあたり280.80円です。このアンペアは、一度に使うことができる最大の電力量を示すもので、一般的な家庭では20~40A程度が中心です。既存電力会社の従量電灯プランは、30Aなら840円が基本料金として加算されます。

ですが新電力会社の楽天でんきだと、基本料金は0円のプランのみです。ただ電力量単価は従量電灯に比べて若干高い傾向で、まさに使った分だけ支払うスタイルとなっています。割高な分は楽天スーパーポイントでフォローでき、通常は電気料金の0.5%還元、楽天カード払いにするとプラス1%還元、合計1.5%還元で付与されます。東京電力エリアで1ヵ月に200kWh使った場合、電気代は5,200円、78ポイントがもらえます。

現状の電気代と比較するとどれくらい差があるでしょうか。平均的な使用電力量でざっと計算してみるだけでも比較できますね。楽天でんきを始めとする基本料金が無料の料金プランは、オール電化の方には不向きで、どちらかというと電力会社のポイントや特典を生かしたい方に向いています。使用電力量も一般的な範囲の方なら、現状より割高になることも少ないでしょう。

楽天でんきの
対応エリアと料金
基本料金 1kWhあたり従量料金(税込)
北海道電力エリア 0円 29.50円
東北電力エリア 26.00円
東京電力エリア 26.00円
中部電力エリア 26.00円
北陸電力エリア 21.50円
関西電力エリア 22.00円
中国電力エリア 24.00円
四国電力エリア 24.00円
九州電力エリア 23.00円
沖縄電力エリア 26.50円

ライフスタイルに合わせた電気料金プランの選び方

家族全員が日中は学校や仕事で在宅せず、夜から朝にかけてだけ在宅する場合、電気は夜間から朝にかけて多く使います。このようなライフスタイルの場合は、夜間から朝にかけての料金単価が安いプランがおすすめです。東京電力エナジーパートナーの夜トク12は、21時~翌朝の9時までの時間帯が従量電灯Bの電力量単価26.0円より安くなっています。

夜トク12
電力量料金(1kWhあたり)
昼間時間
(午前9時〜午後9時)
33.76円
夜間時間
(午後9時〜翌日の午前9時)
22.55円

平日の夜間に節電効果が期待できるプランですが、土日に在宅し電気を使う場合は、通常よりも高い電気を使うことになります。家族構成や使用する家電の種類にもよりますが、従量電灯Bのプランで5,000円~6,000円程度の電気代の方は、1ヵ月あたり500~1,000円程度高くなる可能性もあるようです。

ただ、土日も日中は買い物などで外出することが多いなら、従量電灯Bプランを利用するよりも電気代を節約できるプランです。ずっと夜トク12を利用し続けるのではなく、子ども成長などのライフスタイルに合わせて変更すればより一層の節電効果を実感できます。

電気料金プラン比較サイトの利用もおすすめ

既存電力会社に加え、新しく加わった新電力会社は、全国で200社以上にもなります。その中から電気料金プランを1つ1つ比較することは大変なので、新電力会社の電気料金プランを比較できる比較サイトを利用することがおすすめです。「新電力比較サイト」や、「エネチェンジ」は、お住まいの地域に対応した料金プランを検索できます。

新電力比較サイトは、面倒なデータの入力は一切なしで、対応する電気料金プランを検索できて便利です。例えば、東京電力エリアの40A契約で、12月の電気使用量が300kWhだった場合、対象プランは164プランヒットします。その中で最も節約できるプランから表示され、プランによってはそのまま申し込むこともできます。

エネチェンジでの検索は郵便番号の入力を行い、より詳細なエリアでの検索が可能です。発電の方法や、CO2排出係数、エコ評価などの表示があり、環境に優しいかどうかも知ることができます。公式キャンペーンのほかに、エネチェンジ限定特典も付帯し、切り替えた場合はギフト券などがもらえます。条件の合う料金プランが見つかったら、そのまま申し込みも可能です。

プランによっては電気料金の支払い方法も考えよう

電気料金の支払い方法は、口座振替で契約することが一般的でしたが、近年ではクレジットカード払いや、振込による支払いも増えています。口座振替には、電量会社によって54円の口座振替割引が利用できますが、クレジットカードのポイント還元と比べた場合、色あせて見えてしまうことがあります。近年のカードのポイント還元率は0.5~1.0%が中心で、10,000円の電気代なら50~100ポイントがもらえます。1ポイントが1円で使える場合、ポイントの方がわずかにお得になるからです。

振込で支払う場合は、電子マネーのnanaco払いが人気です。nanacoにクレジットチャージするとクレジットカードのポイントが貯まり、セブンイレブンでいつでも支払いができる利便性から、nanacoユーザーは振込にする方もいます。振込用紙の紛失の恐れがあることや、自動で引落しにはならないことなど、支払い時には少し手間がかかりますが、それでもnanaco払いにする方がお得だと判断しているからです。

電気代が安くなる電気料金プランを選べば、それだけで今より電気代は安くできます。ですが、支払い方法もどのくらいお得になるかを重視して選択すれば、さらに安い電気代を求めることができますよ。

支払い方法
項目 口座振替 クレジットカード払い 振込
メリット 口座振替割引が使えるケースがある(54円) カードのポイントが貯まる
支払いが1本化できる
いつでもコンビニで支払える
自分の都合で土日もOK
デメリット 口座振替割引以外の特典は特にない カード・電力会社が対応していないことがある 振込用紙を失くすと支払えない
特にポイントなどの特典がない

自分に合う電気料金プランはお得を重視してOK

電気料金プランには、時間帯・曜日・季節などにより安くなるプランがあり、内容を比較するとどれも一長一短だと言えます。それは、重要視する内容が異なるためで、夜間の電気代が安くなるプランの場合、日中の電気代が高くなるのは仕方ないことだからです。今の電気代よりも安くするには、現状のライフスタイル、平均的な電気代と使用電力量を把握して、最も電気を使うタイミングを考えてプランを選ぶことが必要です。

また、1~2人暮らしの方であまり電気を使わない場合は、基本料金を省くことや電力会社から付与されるポイント還元率などで、実際の電気代がどれほどお得になるかを考えても良いでしょう。電力会社によっては特典がガソリン代の値引き、ガスとセットで契約すると1年間割引価格が適用されるなど、さまざまなものが用意されています。自分に合う電気料金プランは、自分が最もお得になることを重視して選ぶことがベストです。

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