電力自由化を知る

電気は何で選ぶ?リスクとデメリットから学ぶお得な切り替え法!

新電力への切り替えは何を基準に選択しますか?特典がお得なだけで切り替えるのは、後からリスクやデメリットを知り後悔する人もいます。プランの裏表を知り、最も自分に合う最適プランを選択する方法を紹介します。

電気の切り替えはお得だけで選ぶのはNG!徹底比較で最適プランを選択

電気を切り替えるメリット

電気の切り替えのメリットは大きく分けて3つあります。電気代が安くなる部分が大きく取り上げられていますが、今後の生活にも影響するメリットも含まれています。特に、スマートメーターの導入によるIoTの普及が進むと、家電や給湯設備など生活必需品をインターネット経由で管理できるようになり、ライフスタイルがガラリと変化することも予測できます。

  1. 月々の電気代が既存電力会社よりも安くなる可能性が高い
  2. ガスとセットなどの新規サービスが利用できる
  3. スマートメーターの普及でIoTの導入が進み生活が便利になる

使用電力が少ない一人暮らしや二人暮らし向けプラン、使用電力がひと月あたり300kWh以上と多い大家族向け、さらに使用量が多いなら法人向けのプランの選択も考えておきましょう。

メモ:チェックポイント

再生可能エネルギー(風力・太陽光発電など)中心のエコな電力の使用、新電力会社独自のポイントプログラムが利用できることもメリットですね。

電気を切り替えるデメリット

電気の切り替えのデメリットも大きく分けて3つあります。電気を切り替えるには切り替え先のプラン選びが欠かせません。ですが現在は、エリアごとに見た新電力の電気料金プランだけでも、個人で1つ1つ見ていくことは困難なほど膨大なプラン数です。それに、ライフスタイルに合うかどうかも自分で見極めなければならず、2~3プランをさっと比較して決めるのはリスクが高いです。

  1. 膨大な電気料金プランから個人で内容を見極める必要がある
  2. 契約期間の縛り・解約時の違約金の発生
  3. 必ずしも電気代を安くできるとは限らない

プランによっては、契約期間が1年~2年と決められているものがあります。契約期間内に解約する場合は違約金が発生するプランもあり、ガスなどとのセット契約の場合は、電気・ガスの双方に違約金が発生するケースもあります。デメリットを確認しながら、自分のライフスタイルでも確実に安くなる電気料金プランを見極めなければなりません。

メモ:チェックポイント

支払い方法がクレジットカード払いのみ・指定銀行の引落しなど、支払い方法に制限が発生するケース、その他の支払い方法や紙の明細書の発行には手数料が発生するケースもあります。

電気の切り替えは、一見すると電気代が安くなって、新サービスも利用できてお得しかないように見えます。ですが、切り替えてから後悔することも多いので、そのようなことがないように料金プランの裏表を事前に確認することが必要です。電気の切り替え前にチェックしておきたいポイントを見てみましょう。

電気の切り替え前に必ずチェックしたい比較ポイント

電気の切り替えといっても、どうやって切り替え先の新電力を選べば良いのでしょうか。新電力は既存電力会社よりも安い料金設定がほとんどで、電気代以外でどんなところに気を付ければ良いのか、チェックポイントを見ていきましょう。

電気の切り替えで確認すべき電気料金プランのポイント5つ

新電力会社の電気料金プランには、実にさまざまなプランがあります。まずチェックしたいのは既存電力会社の従量電灯Bを例した場合の、基本料金の部分です。東京電力の従量電灯Bの場合、10Aあたり280.80円の基本料金がかかります。30Aを契約するなら842.40円の基本料金を毎月支払います。

新電力ではこの基本料金が数十円安い設定のプランや、どれだけ電気を使っても、どのエリアでも基本料金が0円のプランがあります。1kWhあたりの電力量単価も基本料金が有料のプランは既存電力会社より少し安く、無料のプランは若干高めの設定です。電気の使用量が多いか少ないか、月額あたり今より安くなるかどうかで比較します。

  1. 基本料金(または最低料金)が安いか、0円で利用できるか
  2. 1kWhあたりの電力量単価は安いか
  3. 違約金・解約金の有無
  4. 実績ある企業かどうか(企業体力をチェック)
  5. ずっと電気代が安くなる特典や割引があるかどうか

新電力には電気事業のみの企業のほか、電気以外に多数の事業を展開している企業も参入しています。万が一、電気が足りないときは他社から電気を買って供給しますが、このような万一のリスク対応力があるか、またはその実績があるかなどもチェックしたいところです。さらに、切り替え後もずっと電気が安くなる特典・割引制度があるかどうかもしっかりチェックしておきましょう。

切り替えるなら電気とガスのセットプランとも比較しよう

電気料金プランには電気単体のプランと、ガスやスマホ・プロバイダーなどとのセット契約があります。セット契約は電気料金が割引になるか、セットしたものが割引になるか、両方が少しずつ安くなるかなど割引がメインの特典を利用できます。例えば東京エナジーパートナーの場合、セット契約で電気もガスも両方安くなります。

電気料金 ガス料金
年間1,200円割引 初年度8%割引き
翌年以降毎月3%割引
月額200円 10,000円のガス代に対して
初年度:800円引き
翌年以降:300円引き

この表の場合で考えた電気とガスの合計割引額は、初年度で月額1,000円、翌年以降500円です。年間で初年度12,000円翌年以降6,000円となり、具体的な金額を計算してみると、現状よりどれほど安くなるのかを把握できるようになります。新電力ではこのように、ガス、ガソリン、スマホ、ネット回線などとのセットプランが豊富なので、手広く比較することがおすすめです。

セットプランは契約期間の縛り・違約金・解約金の有無を忘れずにチェックして、リスクの回避方法を把握しておきましょう。またポイントプログラムが利用できる場合、還元率やポイントの使用方法にもこだわって比較していけば、実質の電気代がもっと安くなることにもつながります。

電気の切り替えに迷うなら電気会社ランキングを参考

電気単体の料金プランに切り替えを検討している場合、ひと月の使用電力量によっては電気代があまり安くならず、決めかねることもあるでしょう。どうしても迷うときは、電気会社ランキングを参考にすることがおすすめです。家族構成をベースに考えると比較検討しやすくなります。

例えば価格.COMのように、多ジャンルのランキングを発表しているサイトなら、人気・電気料金の安さ・地域などでも比較できます。東京電力エリアで、従量電灯Bを参考にした家族構成別の大まかな電気料金と、現状の電気料金はどれほど違いがあるでしょうか。もしも現状の電気代の方が高いなら、安くなる可能性が十分あるといえます。

家族構成 東京電力
(従量電灯Bを参考)
契約アンペア数
年間電気代
(月額平均)
三人家族以上の世帯
子供含む
50A 約162,000円
(13,500円)
二人家族世帯 30~40A 約132,000円
(11,000円)
一人暮らし世帯 20~30A 約66,000円
(5,500円)

このようなランキングサイト、または電気料金比較サイトを複数利用して、実際の電気代を月額と年間でシミュレーションしてみましょう。月額あたり500円前後安くなる、またはそれ以上安くなるプランがあれば、違約金・解約金などのリスクやデメリットを詳しくチェックしてみてください。納得できるプランなら、次はいよいよ電気の切り替え申込み手続きに移ります。

実はとっても簡単!電気の切り替え手続きを解説

電気は切り替え先の新電力が決まったら、すぐに申し込むことができます。新電力の提供エリアや切り替えの条件に問題がなければ、早めの申し込みがおすすめです。実際の切り替え手続きを解説します。

電気の申込みは大きく分けて3種類!自由化後の切り替えは手軽で簡単

電気の切り替えの申込み方法は、3種類あります。新電力の公式ホームページや、ランキングサイト、電気料金比較サイトからそのまま申し込めるなど、インターネット経由での申込みが手軽で簡単です。インターネット以外では、直接新電力に電話をかけるか、専用窓口に行って手続きができます。

  • インターネット
  • 電話
  • 専用窓口

電話や専用窓口では、実際の申込みの前に質問や問い合わせなどもできるので、心配な方は事前に確認しておくと良いでしょう。

電気の切り替え申込みのときに必要なもの

電気の切り替え申込みのときは、現状の契約で直近のご使用量のお知らせ(検針票)が必要です。電気を切り換える場合は既存電力会社の「電気ご使用量のお知らせ」、ガスもセットにするなら「ガスご使用量のお知らせ」、ネット回線やスマホなども同様に、個人が識別できるお客様番号や現状の住所などが必要です。支払い方法が口座引き落としのほか、クレジットカードの場合、それぞれ準備しておくとよりスムーズです。

乗り換えは初期費用なし!キャンペーン利用ならさらに電気がお得

電気を乗り換えるためには、既存電力会社で使用していたブレーカーから、スマートメーカーへの取替が必要になります。スマートメーターは、30分毎に電気使用量を送信・処理するもので、電気の計測・通信システム・運用管理を担う機器です。

電力自由化に伴い、新電力への乗り換えを希望する方で、スマートメーターが未設置の場合、無料で取替を行っています。従来は屋内でのブレーカーの点検や、検針スタッフによる手作業の検針が必要でしたが、スマートメーターの普及によりこのような作業は必要なくなります。原則として取替費用は無料で設置してもらえます。

電気の乗り換えは、このように初期費用無しで簡単に実行できるものです。新電力や電気料金比較サイトによっては、乗り換えに関するキャンペーンを実施しているところもあるので、キャンペーンを上手く利用してお得に乗り換えることがおすすめです。

電気の供給開始はスマートメーターの設置の有無で変化

新電力への乗り換え申込みの後は、契約内容と供給開始日が郵送されます。できることなら1日でも早く安い電気に切り替えたいですが、この供給開始日はスマートメーターが設置してあるか無いかで若干異なります。すでにスマートメーターが設置してある場合、2~3週間、スマートメーターへの取替が必要な場合、4週間~8週間かかることがあります。

メモ:チェックポイント

スマートメーターの取替が必要なら、早めに申込みましょう。エリアや申込むプランによっては、もう少し短い期間で供給開始になることもあるので確認してくださいね!

電気の切り替えは比較サイトで電気料金+αの比較を忘れずに

電気の切り替えは、家族構成・使用電力量・ライフスタイルを考えて、複数の比較サイトを使ってプランを検討することが重要です。今よりもどれだけ電気代が安くなるかはもちろん、切り替えることで得られるプラスアルファの特典や割引も、しっかり比較しておきましょう。

セットプランの場合も、電気単体の場合も、自分が納得できるプランが見つかるまでは契約しないことも1つの方法です。無理に契約しなくても、何かに違反することも無いため、じっくり検討していきましょう。電気の切り替えを機に、今後の生活のビジョンを考えなおし、発電方法や使用電力量の節約にも取り組むこともおすすめです。

電力業者人気ランキング

同じカテゴリの関連記事

pagetop