
沖縄電力
★★★★☆ 4.0〒901-2560 沖縄県浦添市牧港五丁目2番1号
沖縄電力のEeらいふは、最大38,880円の割引 夜間料金の設定も良く、月々の光熱費が安く抑えられる!
契約期間 | 加入条件 | 供給電源 | 提携ポイント | ポイント還元率 |
---|---|---|---|---|
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夜間プラン、オール電化など割引率の良いプランが見つかる!オフピークに利用することで、月々の電気代がもっと安くなる
〒901-2560 沖縄県浦添市牧港五丁目2番1号
契約期間 | 加入条件 | 供給電源 | 提携ポイント | ポイント還元率 |
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夜間プラン、オール電化など割引率の良いプランが見つかる!オフピークに利用することで、月々の電気代がもっと安くなる
この記事の目次 [非表示 ]
沖縄の電力自由化は、本土とは違ったサービス形態を取っています。沖縄で申し込める電力会社は(2016年4月現在)全8社と非常に少なく、多くの県民は、沖縄電力との契約を継続しているのが特徴です。
ここでは、沖縄電力で申し込める「電気料金プラン」の一覧や、各プランの料金体系、サービスの特徴、利用するメリット、企業の歴史など、沖縄電力の魅力を様々な角度から分析したいと思います。
沖縄電力は、電力自由化をきっかけにした「新プラン」は発表していません。沖縄エリアは、沖縄電力の利用者が多く「ほぼ一人勝ち」しているのが状況です。このため、サービス網の拡大や、契約内容の見直しをする姿勢や、利用者からも「変化を求める動き」ほとんど見られません。
しかし、沖縄エリアにも40の新規事業者が参入し、うち8社は(2016年4月より)電力の小売をスタートさせています。今後、他社サービスが拡大するにつれて、沖縄電力も変わらざるを得なくなるでしょう。
また、他社が格安プランを打ち出すようになれば(沖縄電力の側でも)新料金体系や、新しいプランを打ち出すことになるはずです。
2016年4月現在、沖縄電力で申し込める契約プラン(一般家庭向け)は、次の通りです。
名称 | プランの内容 |
---|---|
① 従量電灯 | 最も標準的な契約プランで、利用者のほとんどが、本プランを利用している。 |
② Eeらいふ | 1kWh以上の夜間蓄熱式機器やオフピーク蓄熱型機器に割引が適用されるプラン。季節と時間、夜間の割引が適用される。 昼の使用ピーク時を避けることで、夜間の電気料金が安く利用できるため、オール電化やエコキュートの利用中の方におすすめ。 |
③ 時間帯別電灯 | 昼と夜の二段階があり、夜は電気代の値引きが大きなプラン。オール電化やエコキュートの利用に適している。 |
④ 深夜電力 | 深夜の電気代が安く設定されているプラン。エコキュートやオール電化を利用中の方におすすめ。 |
⑤ ちゅらクック割引 | 電化厨房住宅に対して、最大540円/月の割引が受けられるプラン。 |
このように、沖縄電力の契約プランはシンプルで、分かりやいのが特徴です。以下で①〜⑤の詳細を説明したいと思います。
________________________________________
従量電灯は、沖縄電力で最も利用者が多く、需要の多いサービスです。
電力の使用量が平均的で、どの時間も「まんべんなく電気を使用する」という方におすすめ。
従量電灯の料金体系は、以下の通りです。
区分 | 単位 |
---|---|
最低料金 最初の10kWhまで |
1契約あたり 394.65円 |
電力量料金① 10kWh〜120kWh |
1kWhあたり 22.49円 |
電力量料金② 120kWh〜300kWh |
1kWhあたり 27.93円 |
電力量料金③ 300kWh以上 |
1kWhあたり 29.87円 |
ただし、2016年8月1日以降は「地球温暖化対策」のため、料金が改定されます。料金の変更については契約後、沖縄電力の公式サイトや会員向けの「お知らせ」を参考にしてみてください。
1kWh以上の夜間蓄熱式機器や、オフピーク蓄熱型機器に割引が適用されるプランです。割引上限額は「月3,240円」なので、一年に「最大38,880円の割引」が受けられる計算です。
沖縄電力の全プランの中では、最も割引率が高く、魅力ある内容となっています。
蓄熱式機器(エコキュートなど)をお使いの方、オール電化住宅にお住まいの方におすすめ!
Eeらいふの料金単価は、以下の通りです。夜間の電力量は、昼間の半額以下と非常に格安です。
区分 | 単位 |
---|---|
基本料金 | 1契約あたり 1,620.00円 |
電力量料金① 夏季の平日 昼間(午前10時〜午後17時) 10kWh〜120kWh |
1kWhあたり 39.46円 |
電力量料金② 春秋冬の平日 昼間(午前10時〜午後17時) |
1kWhあたり 36.04円 |
電力量料金③ 生活時間 平日の午前7時〜午前10時 平日の午後17時〜23時まで |
1kWhあたり 26.97円 |
電力量料金④ 夜間時間 ①②③以外の時間と期間すべて |
1kWhあたり 11.78円 |
対象となる機器と設備 | 料金単価 |
---|---|
・ 5時間通電機器への割引 | 1kWあたり 216.00円の割引 |
・ 通電制御型夜間蓄熱式機器割引 | 1kWあたり 162.00円の割引 |
・ オール電化向けの割引『Eeプラン割引』 | 割引対象額 × 10%の割引 |
このように、Eeらいふは他の夜間向けプランよりも、さらに大きな割引が適用されるのでお得です。
オール電化住宅にお住まい方、蓄熱式機器をお使いの方は、Eeらいふを利用しましょう。1カ月当たりの割引額が大きいため、毎月の電気代はもちろん、一年間で大きな光熱費の削減が実現します。
※ このプランも、2016年8月より「地球温暖化対策」のため、料金が改定されます。
時間帯別電灯は、夜間の電気代が安くなるプランです。蓄熱式機器やオール電化利用者の間で人気ですが、最もおすすめしたいのは、日中お勤めの方や夫婦共働きの方、土日や祝日以外は「ほとんど家にいない」という方です。
蓄熱式機器(エコキュートなど)をお使いの方、オール電化住宅にお住まいの方におすすめ!
時間帯別電灯の料金単価は、以下の通りです。
区分 | 単位 |
---|---|
基本料金 | 1契約あたり 842.40円 |
電力量料金① 昼間 昼間(毎日7時〜23時) 最初の90kWhまで |
1kWhあたり 26.06円 |
電力量料金② 昼間 昼間(毎日7時〜23時) 90kWh〜230kWh |
1kWhあたり 32.38円 |
電力量料金③ 昼間 昼間(毎日7時〜23時) 230kWh以上 |
1kWhあたり 34.62円 |
電力量料金④ 夜間時間 ①②③以外の時間以外すべて |
1kWhあたり 11.78円 |
(前述の)Eeライフは、使用料が多くなれば電力量単価が安くなりましたが、時間帯別電灯プランでは、夜間以外使用量が多くなれば、比例して電気代が高くなります。
ただし、時間帯別電灯にも、夜間蓄熱式機器や通電機器に対して割引が適用されます。電気料金のシミュレーションをする場合は、料金単価だけでなく、機器の割引率も計算に加えるようにしましょう。
対象となる機器と設備 | 料金単価 |
---|---|
・ 5時間通電機器への割引 | 1kWあたり 216.00円の割引 |
・ 通電制御型夜間蓄熱式機器割引 | 1kWあたり 162.00円の割引 |
※ 本プランも、2016年8月より「地球温暖化対策」のため、料金が改定されます。
深夜電力は、午後23時から翌朝7時までの電気代が安くなるプランです。
夜にまとめて電気を使いたいという方や、通電制御型夜間蓄熱機器をお使いの方におすすめのプランです。
最近では、マイコン制御の機器を使い、電気代の安い夜間に発電をする家庭が増えてきています。夜に蓄熱をしておけば、電気代のかかる昼間(電気使用のピーク)を避けた、省エネと節約が両立できます。
深夜電力は、夜間8時間に安い価格が適用されるため、月々の電気代を抑え、必要な電力が確保できるなど、メリットは大きいです。
深夜電力の料金単価と割引率は、以下の通りです。
区分 | 単位 |
---|---|
① 100Vまたは200Vの供給 基本料金 |
1kWあたり 345.60円 |
① 100Vまたは200Vの供給 電力量料金 |
1kWhあたり 11.78円 |
② 6000V供給 基本料金 |
1kWあたり 410.40円 |
② 6000V供給 電力量料金 |
1kWhあたり 11.69円 |
通電制御型夜間蓄熱機器割引 | 上記で算定された「電気料金」から15%を割引 |
(2016年4月1日〜7月31日まで)
電気料金の単価だけでなく、月々の電気代の15%が割引されるので、全体の電気代も大幅にカットできます。
※ 2016年8月より「地球温暖化対策」のため、料金が改定されます。
ちゅらくっく割引は、ご家庭で「IHクッキングヒーター」をお使いの方に適用される料金プランです。
台所でIH調理器をお使いの方は、月額540円の割引が適用されるので、おすすめ。
本プランでは、対象となる電気代から3%が割り引かれるプランです。IHヒーターをお使いの方は、忘れずに「ちゅらクック割引」の手続を行ってください。毎月、最高540円の割引が適用され、年間にすると(最大)6,480円の割引が受けられる計算です。
※ 注)本プランも、2016年8月より「地球温暖化対策」のため、料金が改定されます。
沖縄電力で利用できるプランは、あまり多くありません。しかし、沖縄県でのシェアが高いのは、県民に親しまれるサービスやプランを実施しているからです。
ただ(2016年以降)電力自由化競争が激化すると、沖縄電力のシェアが脅かされる可能性もあります。しかし、競合する企業が増えると、沖縄電力の側でもサービス内容を良くし、現在未設定の「独自ポイント」も導入する可能性が高いです。
例えば、電力使用で貯まったポイントを、県内の特産物やサービス、地域振興券との交換に利用できれば、電力利用者だけでなく、県内全体が潤うことになります。
沖縄電力のプランは魅力的ですが、一社で即決するのではなく、県内で電力の小売業を行っている、他の(2016年4月現在)8社でも、それぞれのサービスを比較し、検討する必要があるでしょう。
競争力が高まることは、各社のサービス向上にも繋がるため、決して無駄なことではありません。
沖縄電力では、2016年4月末の時点で「ポイントサービスの導入」を発表していません。
しかし、他の新規参入業者が独自のポイントサービスを開始し、全国共通ポイントや電子マネーとの提携を発表しているのを見ると、今後沖縄電力でも独自のポイントサービスを開始することが予想できます。
詳しい「ポイントサービスの開始時期」については、沖縄電力での契約後、公式サイトや会員向けのお知らせ(書面等)にて、確認を行ってください。
沖縄県は、長くアメリカの占領下にあったため、戦後の発電は米国政府出資によって成り立っていました。沖縄電力の前身となった琉球電力公社も米国の資本で設立された企業です。
今日の沖縄電力が設立されたのは、沖縄が日本に返還された1972年5月のことです。沖縄電力が設立された後は、石油や火力、石炭などを中心に沖縄のエネルギー需要に応え、県内の経済発展と近代化を支えてきました。
また2000年以降は、クリーンなLNG火力のほか、再生可能エネルギーの導入を積極的に行っています。今後は、より環境に根ざしたクリーンエネルギーの導入や、再生可能エネルギーの普及が期待されています。
沖縄電力の供給電源の種別は、以下の通りです。石炭火力による発電量が最も多く、次いでLNG火力、石油の順に続きます。
区分 | 割合 |
---|---|
石炭火力 | 60.47% |
LNG火力 | 21.45% |
石油火力 | 13.40% |
その他 | 4.68% |
計 | 100% |
LNG火力は、二酸化炭素排出量の少ない発電方法ですが、今後は風力や太陽光など、より環境に優しい「再生可能エネルギー」の普及が見込まれています。
最後に、沖縄電力で最も注目を集めるプラン「Eeらいふ」についてまとめておきます。
名称 | Eeらいふ |
---|---|
内容 | 夜間の電気料金が安く、エコキュートやオール電化に最適なプラン。 |
適用条件 | |
付帯するサービス | 割引対象額から、さらに10%の割引が適用される。 |
トータルの割引額 | 割引上限額は、月3,240円 ⇒ 年間最大38,880円の割引! |
ポイントサービス | なし(2016年4月時点) |
ポイントで交換できる電子マネー | ー |
ポイント還元率 | ー |
マイル | ー |
その他、利用可能なサービス | ー |
申込方法 | 公式サイトより |
沖縄電力は、オール電化プラン数は少ないものの、オール電化や夜間割引の契約内容が良いのが特徴です。
2016年4月の時点では、自社ポイント制度を導入していませんが、競合企業が「沖縄でのサービス」を開始したことで、今後新たなプランやサービスの導入が進められることでしょう。
県内でオール電化住宅にお住まいの方、またIH調理器をお使いの方は、沖縄電力のEeらいふや、ちゅらクック割引の利用を検討してみてください。
年間4万円近い割引は、光熱費だけでなく家計全体にも大きな影響(良い効果)が生まれるはずです。
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