
九州電力
★★★★☆ 4.0福岡県福岡市中央区渡辺通二丁目1番82号
電気を多く使っても「割引率が高い」のがポイント 長期契約(二年)を結べば、年580円の割引が適用されるのでお得!
契約期間 | 加入条件 | 供給電源 | 提携ポイント | ポイント還元率 |
---|---|---|---|---|
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100kWhごと1Pt |
二年契約で「年580円」の割引が適用!料金体系がシンプルで、分かりやすい!ポイントサービスの導入は2016年下半期よりスタート!
福岡県福岡市中央区渡辺通二丁目1番82号
契約期間 | 加入条件 | 供給電源 | 提携ポイント | ポイント還元率 |
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100kWhごと1Pt |
二年契約で「年580円」の割引が適用!料金体系がシンプルで、分かりやすい!ポイントサービスの導入は2016年下半期よりスタート!
九州電力の家庭用「電気料金プラン」は、三種類あります。2016年4月からの電力自由化をきっかけに、これまで以上にお得で、使いやすいサービスが使えるようになりました。
ここでは、九州電力の新プランやサービスの特徴、利用するメリットや企業の歴史について、詳しく説明します。
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九州電力では、従来のプランを見直し、以下「3つの電気料金プラン」をスタートさせました。
以前は「従量電灯B」に加えて、6つのプランが存在しましたが、2016年4月からは、従量電灯Bの内容を見直したほか、②のスマートファミリープランと、③の電化でナイト・セレクトが、新たに追加されました。
次項で詳しく、各プランの内容と特徴を解説します。
2016年3月末で、以下のプランは新規加入ができなくなりました。
季時別電灯/時間帯別電灯/時間帯別電灯(8時間型)/ピークシフト電灯/深夜電力/第二深夜電力
ただし、2016年3月末までに加入された方のみ、4月以降も継続して(上記の)プランが利用できます。
2016年4月から適用されるプラン(従量電灯B/スマートファミリープラン
/電化でナイト・セレクト)の内容を見ていくことにしましょう。
従量電灯Bは、以前からある「スタンダードな契約プラン」ですが、電力自由化(2016年4月〜)をきっかけに、料金体系の見直しが実施されています。従量電灯Bの基本料金は、次の通りです。
区分 | 料金単位 |
---|---|
10アンペア | 1契約あたり 291.60円 |
15アンペア | 1契約あたり 437.40円 |
20アンペア | 1契約あたり 583.20円 |
30アンペア | 1契約あたり 874.80円 |
40アンペア | 1契約あたり 1,166.40円 |
50アンペア | 1契約あたり 1,458.00円 |
60アンペア | 1契約あたり 1,749.60円 |
続いて、従量電灯Bの電力量料金は、以下のようになります。
区分 | 料金単価 |
---|---|
最初の120kWhまで | 1kWhあたり 17.13円 |
120kWh〜300kWh | 1kWhあたり 22.63円 |
300kWh以上 | 1kWhあたり 25.57円 |
最低月額料金 | 1契約あたり 308.88円 |
従量電灯Bでは、三段階の料金単価があり、電気使用量が多くなるにつれて「2段階」に分けて、料金単価がアップします。
スマートファミリープランは、電気使用量が多い方におすすめのプランです。月々の電気使用量が「350kWhを超える」方は、スマートファミリープランを利用してみてください。
スマートファミリープランは、季節や時間帯で区分されていません。電気使用量が多くなれば、その分、料金単価が安くなるのが特徴です。
区分 | 料金単位 |
---|---|
10アンペア | 1契約あたり 291.60円 |
15アンペア | 1契約あたり 437.40円 |
20アンペア | 1契約あたり 583.20円 |
30アンペア | 1契約あたり 874.80円 |
40アンペア | 1契約あたり 1,166.40円 |
50アンペア | 1契約あたり 1,458.00円 |
60アンペア | 1契約あたり 1,749.60円 |
以下は、スマートファミリープランの電気料金単価です。基本料金は、従量電灯プランと同じですが、電力量料金の項目に着目してみてください(赤字の部分に注意)。
区分 | 料金単価 |
---|---|
最初の120kWhまで | 1kWhあたり 17.13円 |
120kWh〜300kWh | 1kWhあたり 22.63円 |
300kWh以上 | 1kWhあたり 24.49円 (従量電灯プランより1.08円安い) |
最低月額料金 | 1契約あたり 308.88円 |
スマートファミリープランも、電気料金は三段階に分かれています。一段階目、二段目の使用量は、従量電灯プランと同じですが、三段階目からは(従量電灯プランより)1.08円/kWh安くなっているのが特徴です。
また、スマートファミリープランは「2年契約」を結ぶことで、年間540円、2年で1,080円の契約割引が適用されます。月々の使用料が300kWhを超える方は、スマートファミリープランと、二年契約をセットで契約しましょう。
電化でナイト・セレクトは、夜間の電気代が安くなるプランです。オール電化使用者向けのサービスで、時間帯は以下の三つかから自由に選択し、割引を受けることができます。
● 電化でナイトセレクト21 | 夜21時から、翌朝7時まで |
---|---|
● 電化でナイトセレクト22 | 夜22時から、翌朝8時まで |
● 電化でナイトセレクト23 | 夜23時から、翌朝9時まで |
時間帯は、各家庭のライフスタイルに合わせて設定できるます。このため、誰もが無駄なく、必要な割引を受けられるのが(本プランの)大きな特徴です。
電化でナイト・セレクトは(同じ昼間でも)平日より休日に「お得な料金」が適用されます。また、季節によっても「電気使用のお得度」は変わってきます。
区分 | 料金単位 |
---|---|
契約容量10kWh以下の場合 | 1契約あたり 1,620.00円 |
契約容量10kWh以下の場合 15kWhまで |
1契約あたり 4,320.00円 |
契約容量10kWh以下の場合 15kWh以上 |
1kWhあたり 540.00円 |
区分 | 料金単価 |
---|---|
① 平日の昼間 夏と冬 |
1契約あたり 26.34円 |
② 平日の昼間 春と秋 |
1契約あたり 23.50円 |
③ 休日の昼間 夏と冬 |
1kWhあたり 20.82円 |
④ 休日の昼間 春と秋 |
1kWhあたり 17.49円 |
⑤ 夜間 | 1kWhあたり 12.96円 (ピーク時より13.38円/kWh安い) |
「エアコン利用率が高く」なる夏と冬は、平日と休日の両方で、電気代を高く設定しています。一方、エアコンの使用頻度が少なくなる春と秋は、平日・休日ともに、電気料金単価は低めに設定されているのが分かります。
例えば、電力量がピークを迎える夏と冬の昼間(表中①)に比べると、夜間(表中⑤)の電気料金は、半額以下とお得です。まずは、夜間21時〜23時から翌朝の間で「最も使用する時間」を見極め、電化でナイト・セレクトの利用時間帯を設定してみてください。
また、オール電化を利用中の方は、昼間の使用分を「夜間にまとめて発電」してください。夜間へと(電力の)使用ピークをシフトすれば、月々の電気代を大幅に抑えることができます。
九州電力のメリットは「料金体系が分かりやすい」点です。他の電力会社や新規参入業者を見てみると、プランの数が多いものの、料金体系が分かりにくい企業も多いです。
一方の九州電力では「家庭向け電気料金プラン」を3つに絞り、初めての方でも分かりやすくなるよう工夫しています。これなら、プラン選びで迷うこと無く、各家庭にふさわしい契約が結べるはずです。
利用者向けの新サービスとして「九州あんしんサポート」がスタートします(※2016年4月の時点では、準備中)。
「九州あんしんサポート」では、高齢者の見守りサービスや、掃除や子育てなどの家事代行サービス、ブレーカーの修理や安全確認など、契約者にとってうれしい「生活応援サービス」が導入されます。
サービスの開始時期は、電力サービスの契約後、会員向けサービス「キレイライフプラス」のページで確認してみてください。
2016年4月より九州電力では、新規ポイントサービス「Qピコ」が導入されました。
Qピコでは、毎月の電力使用量に応じてポイントが付与されるほか、新規契約やネット会員の登録、Web明細の利用ごとにポイントが貯められます。
・ 電気の使用で | 毎月1ピコ進呈 |
---|---|
・ 100kWh利用毎に | 1ピコ進呈 |
・ 新規契約ポイント | 100ピコ進呈 |
・ 契約継続ポイント | 契約年数×10ピコ |
・ 会員サービス「キレイライフプラス」の新規登録 | 10ピコ進呈 |
・ Web検針の登録 | 毎月1ピコ進呈 |
Qピコでは、ご当地ギフトのほか(九州電力がセレクトした)豪華な賞品が当たります。
貯まったポイントを電子マネーや、各種商品券とは交換できません(2016年4月末のデータ)が、今後の提携サービス拡大、交換可能なポイントが増えるのではと、利用者の間では大きな期待が集まっています。
Qピコポイントが貯まりやすいのは良いですが、抽選だけでは「還元率の良さ」は分かりません。また、抽選の時期は2016年4月末の時点で決まっておらず、今後はポイントサービスの内容拡大が期待されています。
Qピコの状況は、九州電力のインターネット会員向けサービス「キレイライフプラス」のページにて確認できます(2016年5月よりスタート)。また、2016年10月よりスタートするWeb検針票内でも、ポイント履歴のチェックが行えます。
このほか、検針票の開始時期には「50ピコ」のボーナスポイント進呈が予定されています。みなさんも、楽しみながらQピコを貯めてみてください。
九州電力のサービス提供エリアは、福岡・熊本・長崎・大分・佐賀・宮崎・長崎と広島県の一部です。
創業は1951年(昭和26年)で、もともとあった企業二社(日本発送電と九州配電)を再編する形で、九州電力が生まれました。
創業後は、石炭・地熱・火力・原子力発電所の建設と稼働で、九州の経済発展や近代化を支えてきました。また、西日本共同火力株式会や、奄美大島エリアの大島電力を合併し、徐々に企業規模を拡大させました。
近年では、メガソーラー(大規模太陽光発電所)やバイオマス、風力、水力など「再生可能エネルギー」導入にも積極的で、環境にやさしい発電に力を注いでいます。
原子力発電所については、玄海原子力発電所や、川内原子力発電所を稼働させていますが、今後はより確かな地震対策や、九州エリアの安全性を確保すべく、次世代のクリーンエネルギーや、環境に配慮したサービス導入が、九州全体で期待されています。
2016年、熊本で起こった大地震は(九州電力の電力供給にも)大きな被害を与えました。また震災後は、大規模な停電が発生しており、送電線の復旧、原子力発電所の安全確認などの対応に追われています。
ただ「地震発生から約一週間」で、一部のエリアを除いた(送電線の)代替ルート建設が完了しており、2016年4月末〜2016年5月には、他エリアへの新たな送電線建設と、電力復旧工事が進められています(2016年4月末の情報)。
九州電力の供給電源の種別は、以下の通りです。どのようなエネルギー発電を行っているのか、チェックしてみてください。
区分 | 割合 |
---|---|
水力 | 7% |
地熱 | 2% |
石炭 | 32% |
LNG | 39% |
石油 | 15% |
新エネルギー | 5% |
原子力 | 0% |
計 | 100% |
2016年4月末の時点では、2014年までの供給電源データしか発表されておらず、現在の原子力発電の稼働状況、およびに震災後の稼働状況については正確なデータが発表されていません。
今後、新たなデータは(目安としては、2016年下半期以降)九州電力のホームページで確認しましょう。
最後に、九州電力の新しい電力プラン「スマートファミリープラン」の内容を簡単にまとめてみました。
名称 | スマートファミリープラン |
---|---|
内容 | 電気使用量が多い家庭向けのサービスで、300kWhを超える使用に割引が適用される。 |
適用条件 | 24時間同一の料金単価(従量電灯プラン)だが、継続利用で二年割(年540円)が適用される。 |
付帯するサービス | 九州あんしんサポート(2016年内に実施予定) |
トータルの割引額 | 年間1,343円〜の割引+二年継続契約をすればトータル「2,000円」の割引が受けられる |
ポイントサービス | Qピコ |
ポイントで交換できる電子マネー | 未定(2016年4月時点) |
ポイント還元率 | ー |
マイル | ー |
その他、利用可能なサービス | ー |
申込方法 | 公式サイトより |
九州電力では、電力自由化をきっかけに3つの新サービスを実施しました。
最もスタンダードな「従量電灯プラン」も内容を見直し、より分かりやすい料金体系を設定しています。また、電気使用量の多い家庭向けサービス「スマートファミリープラン」や、オール電化住宅向けのお得な料金プランも人気です。料金以外にも、お得なポイントサービスや生活応援サービス導入を予定しており、今後の動向に目が離せません。
また、2016年の熊本の大震災では、急速な復旧工事を行い、九州エリアの電力と安全確保に務めています。
今後は、再生可能エネルギーが中心のプランなど、次世代エネルギーの開発、環境型クリーンエネルギーの導入にも大きな期待が寄せられています。
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